ニュースを読み解く

日銀の金融緩和政策「異次元緩和」の効果はもう限界!?

 

 

アベノミクス第一の矢、日銀の主導する金融緩和政策。2013年4月から開始して2015年現在で早くも2年が経過しました。これまでと一線を画す大規模な金融緩和から「異次元緩和」とも呼ばれるこの政策。そろそろその効果に限界があるとの指摘も出されてきました。今後のインフレの行方を占う資産形成にとっても関係が深い政策ですので、今回はこれについて考えていきたいと思います。

 

日経新聞の記事によると

IMF、異次元緩和の限界示唆

2015/8/6 5:30

日銀の異次元緩和に対する問題点が指摘され始めた。

国際通貨基金(IMF)は3日発表した個人名義の論文で異次元緩和の技術的な限界を指摘。「現状の国債買い入れは2017~18年に限界が来る」との見方を示した。日銀による大量の国債買い入れによって市場のゆがみが増し、日銀内でも異次元緩和の副作用を巡って不協和音が生じている。異次元緩和の導入から2年余り。金融政策運営の先行きにも不透明感が漂いつつある。

全文を読む

※ 本記事は日経新聞有料会員限定ですので、予めご留意ください。

 

【コメント】

これによってよもや金融緩和が無効などという議論にはならないでしょうが、金融緩和が市場のゆがみを増しているという事実に対しては対処していかざるを得ないでしょう。

ここから考えうるのは、金融緩和”だけ”では経済政策として不十分だということ。

たしかにリフレ派と呼ばれる方達の主張している金融緩和により予想インフレ率を上昇させることで、実質金利(名目金利ー予想インフレ率)を下げ、そして民間需要(消費・投資)を増加させるというのは至極正しいと思います。

ただ一部指摘されているようにこれには必ず年単位でのタイムラグが生じます。

そこで金融緩和と合わせて財政拡張により今すぐに有効需要を作り出しデフレギャップを穴埋めすることが必要不可欠になるということではないでしょうか。

これをやらずに市場のゆがみが増すことに目を奪われて財政拡張によるデフレギャップの穴埋めをせずに金融緩和を縮小する方向に舵を切ればあきらかにインフレ率の後退、悪くするとデフレに逆戻り、かつ、経済成長の停滞、悪くすると再度経済のパイが縮小することは避けがたいかと思います。

政治的な要素を加味すると2020年までにプライマリーバランスを黒字化するという目標があり、増税による歳入増と歳出削減が推進しようという向きがあるため、なかなか財政拡張に方針転換するのは難しい状況でしょう。

ただ安定政権となった安倍政権の生命線はあくまでも経済政策にあるでしょうし、またアベノミクスの第2の矢はまだ道半ばですから、現政権にはこれを踏まえて金融と財政のポリシーミックスという賢明な判断を期待したいところです。

※ 日銀の役割や機能についてはこちら(お金の流れを読む!〜金融の意味、金融機関の種類と役割〜)をご参照ください。

 

【コメントした人】

IMG_0417

L!NX(リンクス)株式会社専務取締役/資産形成.com運営責任者 鈴木優一(プロフィール

「資産形成.com運営責任者の鈴木です。ここでは、経済・金融関連のニュースを私の所感を含めて取り上げさせていただきます。その他のニュースについてはNewsPicksでコメントしておりますので、そちらもご覧いただければ幸いです」

 

 

セミナー情報

11125590_1642562029306574_815304011_n

 

L!NX(リンクス)はみなさんの資産形成にお役に立てるため、定期的に無料のセミナー開催を行っております。

セミナー詳細はコチラ

 

個別相談のお申し込み

DSC_3707

 

全員が大手金融機関出身!

選りすぐりのL!NX(リンクス)講師陣に個別にご相談されたい方は下記よりご連絡ください。

個別相談のお申し込みはコチラ

 

現在、セミナーは無料、個別相談は有料(1回3,000円)とさせていただいております。

※ セミナー受講後の個別相談は初回に限り無料です。

 

【ご留意事項】
本セミナーでは、セミナーでご紹介する商品等の勧誘を行うことがあります。これらの商品等へのご投資には、各商品毎に所定の手数料等をご負担いただく場合があります。
また、各商品等には価格の変動等による損失を生じるおそれがあります(信用取引、先物・オプション取引では差し入れた保証金・証拠金(元本)を上回る損失が生じるおそれがあります)。
商品毎に手数料等及びリスクは異なりますので、詳細につきましては、SBI 証券WEB サイトの当該商品等のページ、金融商品取引法に係る表示又は契約締結前交付書面等をご確認ください。

 

【個人情報の取扱いについて】
本セミナーは、リンクス株式会社(以下弊社)により運営されており、個人情報は弊社で管理いたします。
取得いたしましたお客様の個人情報は弊社セミナー、商品サービスのご案内など弊社の利用目的の範囲内で利用させていただきます。


 

資産形成.com の最新情報をチェック!