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中国・人民元切り下げの衝撃!その影響は?

2015年8月13日

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2015年8月11日・12日の両日に中国は人民元の対ドル為替レート基準値を各々2%、1.6%引き下げました。これを受けて世界全体が株安に。またこれにより世界各国で通貨安競争が再燃し、米国の利上げ時期が見送られる等の影響も指摘されています。そこで今回は人民元切り下げによる世界各国に与える影響について考えていきたいと思います。

 

ロイターの記事によると

焦点:人民元切り下げで「通貨戦争」が新局面へ、米利上げにも影響か

2015年 08月 12日 10:57 JST

[ロンドン 11日 ロイター] – 世界の「通貨戦争」は11日、新たな局面に突入した。中国による予想外の人民元切り下げで各国の通貨安競争が始まり、世界的な金融緩和がさらに長期化する恐れが出てきたためで、場合によっては米連邦準備理事会(FRB)の利上げ時期さえ後ずれするかもしれない。

通貨戦争という言葉は、ブラジルのマンテガ前財務相が2010年に、各国がこぞって輸出促進のために為替レートをあからさまに、あるいはこっそりと引き下げた様子を描写するのに用いた。だが近年、そうした動きは強まっている。

いくつかの先進国で政策金利がゼロとなり、量的緩和が拡大する中で、為替レートは景気を刺激したり、場合によってはデフレを回避する残り少ない有効な手段となってきた。だからこそ投資家は、中国が人民元を押し下げ続けるのではないかと懸念している。

全文を読む

 

[コメント]

年内に人民元の切り下げをどの程度段階的に行なっていくかどうかというと懐疑的な部分があります。

人民元がIMFのSDR構成通貨入りするかどうかの判断が今年中になされることを考えると、中国政府としては人民元の切り下げを積極的に行なっていった場合、”上昇するドルに対して人民元の基準値をほぼ連動させてきた”これまでの努力が水の泡になる可能性がありますから。

ただ裏を返せばIMFのSDR構成通貨入りの可否がはっきりした段階では思い切ってさらなる切り下げを行なうかもしれません。

中国経済が喫緊の状態であることに変わりはありませんので。

そう考えると米国の利上げ時期は現状で9月の可能性が高いと市場では見ているわけですから、少なくとも初回については今回の人民元切り下げの一件でこの時期をずらす可能性は低いのではないかと思います。

とはいえ、中国の経済指標は以前から改竄すら疑われており、場合によっては既にマイナス成長入りしているのではという観測すら一部にはあるのが現状です。

この観点から考えれば、上記のIMFのSDR構成通貨入りすら考慮に入れていられないほどの喫緊の状態である可能性があり、その場合は人民元の切り下げを急ピッチに行なうかもしれません。

そうなれば米国の利上げ時期は9月から先送りされる可能性が出てくるでしょう。

また新興国の多くも自国経済の失速を恐れて自国通貨の切り下げを積極的に行わざるを得ない状態になることでしょう。

このようにIMFのSDR構成通貨入りという人民元の国際通貨としての地位向上と中国の実体経済の緊迫度合いの天秤によって人民元の持続的な切り下げが行なわれるかどうか展開が大きく変わると考えます。

この点微妙なラインですので、慎重に見極めていきたいところですね。

※ 中国・人民元、IMFのSDR構成通貨入りについてはこちら(中国・人民元、IMFのSDR入り!?ドル・日本円と並ぶ主要通貨に?)も合わせてご参照ください。

※ ※ 米国の利上げ時期についてはこちら(米・雇用統計発表!米国の利上げ時期への影響は?)も合わせてご参照ください。

 

【コメントした人】

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