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中国・人民元切り下げが与える日本株への影響とは?

 

 

2015年8月11日〜13日の3日間にわたり中国・人民元「基準値」は1.8%、1.6%、1.1%と計4.5%の切り下げが行なわれました。これを受けて日本株の今後の見通しに与える影響とはどのようなものが考えられるでしょうか?極端な予想では日本株バブル化や暴落といったものがあります。今回は人民元の切り下げが日本株のファンダメンタルズ(経済の基礎的条件)に与える影響をいくつかの波及経路から探っていきたいと思います。

 

マネックス証券チーフ・ストラテジストの広木隆氏のレポートによると

中国人民元切り下げはいつも通りの過剰反応だ

2015/8/13

ストラテジストとは楽な商売である。過去、何度も書いてきたことを繰り返していれば、それで仕事になるからだ。それは、とりもなおさず、マーケットというものが毎回同じことの繰り返しであるという事実にほかならない。

株式価値はファンダメンタルズで決まるが、そのトレンドの周りを市場でプライシングされる株価が揺れ動く。株価を揺り動かすのはセンチメント(投資家心理)である。センチメントは楽観と悲観の間を揺れ動き、それによって株価がファンダメンタルズから乖離する。それが、多くの場合、魅力的な投資機会をもたらすことは過去何度も述べてきた。

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[コメント]

言わずもがなかもしれないが、これが、新たな世界的な金融緩和競争再燃の引き金を引くことになる可能性が極めて高く、それはすでに萌芽しつつある将来的なバブルの規模を膨らませることにつながるだろう。

筆者の主張に同意です。

今般の中国・人民元の切り下げからどのような波及経路で日本株の売り材料になるか否かを漠然とではなく各経路ごとに検証しているので非常に参考になります。

ここで指摘されていないことを補足すると、このタイミングで人民元の切り下げを連日行なっているということはIMFのSDR入りから人民元の国際通貨化を狙う動きを後退させることであり、中国の国内経済は想像以上に傷んでいるとみて良いかと思います。

そう考えると中国政府は株式の買い支えにしても人民元の切り下げにしてもその他今後考え得る経済政策にしてもなりふり構わず行なうことになるでしょう。

そしておそらくそれはなりふり構わず行なうが故に短期的には功を奏して現在懸念されているのとは違い、元安株高を出発点として世界的な株価上昇をもたらす可能性があるかと思います。

そうすると上記引用部にあるように”すでに萌芽しつつある将来的なバブルの規模を膨らませること”に繋がり、中長期的にはバブルの崩壊という形で終焉を迎えることもリスクシナリオとして十分想定できるといえるでしょう。

たださらに最悪のリスクシナリオとしては中国政府が今般の株式の買い支えや人民元の切り下げ等々に失敗してさらに中国経済を痛めつけてしまった場合は外に問題をそらす意図をもって軍事的行動に出る可能性も杞憂とはいえないかもしれません。

いずれにせよあらゆるリスクに備えておく必要性が高まっていると思います。

※ 中国・人民元切り下げが世界各国に与える影響についてはこちら(中国・人民元切り下げの衝撃!その影響は?)も合わせてご参照ください。

※※ 中国・人民元、IMFのSDR構成通貨入りについてはこちら(中国・人民元、IMFのSDR入り!?ドル・日本円と並ぶ主要通貨に?)も合わせてご参照ください。

 

【コメントした人】

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