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過度の日本株悲観論は禁物!?〜日経平均株価の見通しは暗くない?〜

 

 

2015年8月21日、つまり先週末ですが、世界中の主要株価指数が下がるという「世界同時株安」が発生しました。こういった事態になると必ず出てくるのが”過度の”悲観論です。とくに今般の震源地でなくともこれで日本株は暴落が続くという言説も一部出ています。そこで今回は日経平均株価の見通しは暗くないとの観点から過度の日本株悲観論に対して反駁を加えていきたいと思います。

 

東洋経済ONLINEの記事によると

日本の株価暴落が、世界一深刻になる理由
世界的な株価の下落はまだ終わっていない

小幡 績 :慶應義塾大学准教授 2015年08月22日

7月のコラムでは、中国株バブルはいったん崩壊したら、戻ることはない、また危機はやってくる、と書いた(「中国バブル崩壊」の本当のリスクとは何か)が、現在は中国だけでなく、世界的な株価崩壊が始まったかどうか、という段階まできた。

なぜ株価はこれからもっと下落するのか

世界の株はどうなるのか。日本株はどうか。個人的な予測は、世界も日本も下がる。日本がもっとも大きく下がる、というものだ。

なぜか。一つ一つ説明していこう。

世界の株式はずっと上昇を続けてきた。欧州は紆余曲折あったが、結局、上昇トレンドで来た。米国は、暴落の反動で、また異常な金融緩和により、相場上昇は加速しただけでなく、長期化し、約6年間上昇が続いてきた。景気も同様で、米国実体経済は6年間、好況が続いてきたのである。これが反転しない、というわけにはいかない。

全文を読む

 

[コメント]

 

今後、株価は乱高下と言うよりは、次第にいったん戻したり、また下がったり、という一進一退を繰り返すようになるだろう。そのときに、明示的な、大きなネガティブショックが来たときが、大きく崩壊するときだ。それは日本発ではなく、中国か米国発だろうが、そのときに一番下がるのは日本であろう。

 

週明け8/24の日経平均株価が寄り付きから大きく下落することは否めないですし、今週の相場展開は荒れ模様で下落基調となる可能性が高いかと思います。

しかしながら、本記事での主張は”過度の”日本株悲観論に類するものであり、私は同意しません。

そもそも今般の日本株の上昇がバブルだったというのは間違いだと思います。

バブルとは、通常の景気循環では説明できない実体経済と乖離して株価や不動産価格等の資産価格が異常な上昇をみせることを指すのであって、今般の日本株の上昇は日銀の異次元緩和や政府の財政出動、つまりアベノミクスによる実体経済の回復とそれに伴う企業業績の改善によって上昇したものですから、バブルには当たりません。

また中国の実体経済が深刻かつ長期化するというのはその通りだと思いますが、そもそも世界の株式市場がこのまま下落していくかどうかは疑問です。

金融危機にまで発展しないのであれば、中国当局の動きを見れば下げ止まって次なるバブルを誘発する可能性もあるでしょうから。

ちなみに私は中国が金融危機に陥る可能性はかなりあると思いますが、今回の一連の株価急落が即これに繋がる可能性は低いと見ています。

中国の経済情勢から察するにおそらく半年〜1年以上先の話ではないでしょうか。

いずれにせよ先週末の世界同時株安から過度の日本株悲観論に流されて投資判断することのないようにしたいものですね。

※ 先週末の世界同時株安から考える目先の日経平均株価の下値予想についてはこちら(中国発の世界同時株安〜日経平均株価下げ止まりの見通しは?〜)をご参照ください。

 

【コメントした人】

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