ニュースを読み解く

膨らむ日本の国家予算〜財政再建には緊縮財政しか手はないのか?〜

 

 

日本の国家予算の推移は年々増加しています。先般2016年度予算の概算要求総額が2年連続で100兆円を超える見通しである旨が報道されました。その一方、財務省主導で財政再建のために歳出削減等の緊縮財政を実施しようという動きが見られます。これはあきらかに矛盾したものですが、そもそも財政再建には緊縮財政が必要不可欠なのでしょうか?今回はこの点について考えていきたいと思います。

 

日経新聞の記事によると

概算要求、2年連続100兆円超える 16年度予算

2015/8/25 0:30

2016年度予算の概算要求総額は2年連続で100兆円を超える見通しだ。医療や介護といった社会保障費は高齢化の影響で32兆円を超えて過去最高となるほか、利払い費などの国債費も過去最高になる。来年夏の参院選などをにらみ、増額圧力が強まっている。6月末に決めた財政計画の達成に向け、年末にかけての予算編成で政策の絞り込みが不可欠になる。

年末に決まる予算案の歳出規模に上限額が示されなかったため、各省庁は概算要求段階でできるだけ多くの金額を要求する方針だ。各省庁は25日以降に開く与党の部会で16年度の概算要求を示す。財務省は31日に各省庁からの概算要求を締め切り査定作業に着手する。

概算要求総額を大きく押し上げるのは社会保障費だ。高齢化の進行などで15年度予算の31.5兆円からさらに膨張する。厚生労働省は複数の医療機関で重複して診察・投薬を受ける患者に対しては、保健師や薬剤師が自宅を訪問して、適度な受診や服薬を促す。患者の最初の相談相手になる「かかりつけ医」の普及も促して医療費を抑制する。関係経費を概算要求に盛り込む。

全文を読む

※ 上記引用元の記事は日経新聞有料会員限定となっています。予めご了承ください。

 

[コメント]

 

政府が6月末に決めた財政健全化計画では予算総額から国債費や地方交付税交付金を除いた一般歳出の伸びを今後3年間で1.6兆円程度に抑えるとした。このうち社会保障費が1.5兆円を占めており、公共事業などを伸ばす余地は乏しい。予算の膨張を抑えつつ、経済効果が高い政策に予算を重点配分できるかが焦点になる。

 

2016年度予算の概算要求額が100兆円超とのことですが、これは当然と捉えた方が良いと思います。

社会保障費と国債費が膨らんでいくことは事前に予想できたことですから。

しかし現状、国内の経済情勢からすれば財政再建の名目で”公共事業などを伸ばす余地は乏しい”とするのはあきらかな誤りであり、これでは経済全体が縮小するのは否めないでしょう。

しかもその上で再来年消費税を再増税するのであれば、日本経済への決定的な打撃を与えるといって言い過ぎではないと思います。

現在は財政拡張、とくに雇用を生み出すための公共事業は必要不可欠であり、人手不足を補うための賃上げも必須です。

これによる内需主導での経済成長が着実に進めば、税収の自然増による財政再建が図れるでしょう。

それでも財政再建が不十分であった場合、その時こそ国内外の経済情勢に基づいて増税や歳出削減による緊縮財政により無駄を削るべきといえるのではないでしょうか。

※ 概算要求とは・・・各省庁が予算の概略である概算を要求すること。

※ ※ 国の借金についてはこちら(国の借金の嘘と誠)を参照のこと。

※ ※ ※ 消費税の増税についてはこちら(再度延期すべき!?消費税10%への増税は日本経済に悪影響しか与えない?)を参照のこと。

 

【コメントした人】

IMG_0417

L!NX(リンクス)株式会社専務取締役/資産形成.com運営責任者 鈴木優一(プロフィール

「資産形成.com運営責任者の鈴木です。ここでは、経済・金融関連のニュースを私の所感を含めて取り上げさせていただきます。その他のニュースについてはNewsPicksでコメントしておりますので、そちらもご覧いただければ幸いです」

 

 

セミナー情報

11125590_1642562029306574_815304011_n

 

L!NX(リンクス)はみなさんの資産形成にお役に立てるため、定期的に無料のセミナー開催を行っております。

セミナー詳細はコチラ

 

個別相談のお申し込み

DSC_3707

 

全員が大手金融機関出身!

選りすぐりのL!NX(リンクス)講師陣に個別にご相談されたい方は下記よりご連絡ください。

個別相談のお申し込みはコチラ

 

現在、セミナーは無料、個別相談は有料(1回3,000円)とさせていただいております。

※ セミナー受講後の個別相談は初回に限り無料です。

 

【ご留意事項】
本セミナーでは、セミナーでご紹介する商品等の勧誘を行うことがあります。これらの商品等へのご投資には、各商品毎に所定の手数料等をご負担いただく場合があります。
また、各商品等には価格の変動等による損失を生じるおそれがあります(信用取引、先物・オプション取引では差し入れた保証金・証拠金(元本)を上回る損失が生じるおそれがあります)。
商品毎に手数料等及びリスクは異なりますので、詳細につきましては、SBI 証券WEB サイトの当該商品等のページ、金融商品取引法に係る表示又は契約締結前交付書面等をご確認ください。

 

【個人情報の取扱いについて】
本セミナーは、リンクス株式会社(以下弊社)により運営されており、個人情報は弊社で管理いたします。
取得いたしましたお客様の個人情報は弊社セミナー、商品サービスのご案内など弊社の利用目的の範囲内で利用させていただきます。


 

資産形成.com の最新情報をチェック!