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急ブレーキ!?欧州経済今後の動向は?〜ECB理事会と総裁会見〜

 

 

2015/9/3、ECB(欧州中央銀行)は理事会にて主要政策金利を据え置くとともにユーロ圏のインフレ及び経済成長見通しを下方修正しました。ECB理事会後の記者会見でドラギECB総裁は改めて欧州経済の動向が今後悪化する見通しを示しています。急ブレーキが懸念され金融緩和の維持を取り決めましたがこれで十分といえるでしょうか?今回は欧州経済の今後の動向について考えていきたいと思います。

 

ロイターの記事によると

ECBはインフレと成長予想引き下げ、中国リスクを警戒

2015年 09月 4日 00:55 JST

[フランクフルト 3日 ロイター] – 欧州中央銀行(ECB)は3日、主要政策金利を据え置くとともに、ユーロ圏のインフレおよび成長見通しを下方修正した。ドラギECB総裁は理事会後の記者会見で、経済状況は今後悪化する恐れがあるとの認識を示した。為替市場でユーロは1%下落、2週間ぶり安値をつけた。

ドラギ総裁は状況がさらに悪化すれば債券買い入れプログラムの延長もしくは拡大に踏み切る姿勢を示す一方、現時点では理事会内でそうした議論は全くないと強調した。

ECBは、原油安や中国など新興国経済の減速、ユーロ高に伴い、中期的なインフレ目標を達成できない確率が高まったと指摘。ドラギ総裁は1兆ユーロを超える資産買い入れ策は緩やかながらも円滑に機能しており、理事会として追加措置を講じる用意と意思はあるが、現時点での行動は時期尚早と判断したと説明した。

全文を読む

 

[コメント]

ECB理事会は現行の金融政策を維持することに決定。

ただドラギ総裁が会見でインフレなどの経済見通しに下振れリスクが高まっているとの認識を示した上で、2016年9月末を期限としていた各国国債の買い入れを含む量的緩和を「必要であれば(期限を)越えて実施する」と説明したことから、市場の反応としてはユーロが対米ドルで1.11USD/EURと2週間ぶりの安値をつけています。

これを見ても現状維持には違いないものの、中国をはじめとした新興国経済の減速や原油安によるリスク要因を見極めた上で、ECBは今後追加緩和に踏み切るであろうとの思惑が広がった感がありますね。

ここで万が一にも金融緩和を後退させるような結果となっていれば目も当てられなかったかと思いますので、今回の結果は一先ずうまく切り抜けたといって良いのではないでしょうか。

とはいえ、現行で順風といえる状況にはまったくありませんから、早期に追加緩和する必要性があることに変わりはないでしょう。

※ ECBとは・・・European Central bankの略で、日本語では「欧州中央銀行」と訳される。ユーロ圏の単一金融政策を担う中央銀行のこと。

※ ※ ECB理事会とは・・・ユーロ圏の統一的な金融政策を担う欧州中央銀行(ECB)の最高意思決定機関のこと。総裁・副総裁を含むECB幹部6人とユーロ圏各国の中銀総裁で構成され、原則として月に2回、ドイツのフランクフルトのECB本部で定例会合が行われる。

※ ※ ※ 日本の金融政策についてはこちら(今さら聞けない!?アベノミクスとは?〜成功か失敗かを語るその前に〜)をご参照ください。

 

【コメントした人】

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