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8月米・雇用統計発表〜米国利上げ時期への影響は?〜

 

 

2015年9月4日に発表された8月の米・雇用統計。米国の労働市場の動向を探るための重要指標ですが、最近取りざたされることの多い米国の利上げ時期にもこの結果が大きく影響されると言われています。それでは今回の結果はどうだったのか?これによる米国の利上げ時期はどうなるのか?そしてそれによって市場への影響はどうか?考えていきたいと思います。

 

ロイターの記事によると

米雇用統計9月利上げへ決定打欠く、今後の市場動向が左右

2015年 09月 5日 05:34 JST

[ニューヨーク/リッチモンド(米バージニア州) 4日 ロイター] – 8月の米雇用統計は強弱まちまちの内容となり、連邦準備理事会(FRB)が9月利上げの是非を判断する決定打を欠いた。そのため今後数週間の金融市場のボラティリティーが、利上げの行方を左右する可能性がある。

雇用統計では、非農業部門雇用者数が前月比17万3000人増と、予想の22万人増を下回った。だが6月と7月は当初発表から合わせて4万4000人の上方修正となり、賃金の伸びも予想を上回った。失業率は7年半ぶりの水準となる5.1%に低下した。

金融市場が過去2週間に大きく混乱する中、今回の雇用統計はおそらく、FRBが判断材料として16━17日の連邦公開市場委員会(FOMC)前に入手できる最善、かつ最後の直接的な指標となる。だが不透明感は払しょくされないままだ。

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[コメント]

8月米・雇用統計 前月比17万3000人増。

市場予想が22万人増ですから、予想よりかなり大きく下振れ。

これで9月利上げが先送りされる可能性が一層高まったといえますね。

ただこの8月米・雇用統計が市場予想と同等以上であったとしても、インフレ率が低位にいますし、株式市場もボラが大きい状態にありますので、決定はあくまでも16-17日のFOMCであるものの、9月利上げの可能性は8月上旬と比較して相対的に大きく後退しているとはいえるかと思います。

今回のこの結果を受けて米国の株式市場は大幅下落。

利上げ時期後退を好感するよりも、先行き不透明感を懸念する向きの方が大勢的。

しかし時期尚早の利上げによる悪影響を考えれば、この結果は少し長い目で見れば一概に悪材料視するものではないでしょう。

※ 米・雇用統計とは・・・米国の労働省が毎月発表する、米国の雇用情勢を調べた景気関連の経済指標のこと。失業率、非農業部門就業者数、建設業就業者数、製造業就業者数、小売業就業者数、金融機関就業者数、週労働時間、平均時給などの10数項目の数字が発表される。中でも「非農業部門就業者数」と「失業率」の2項目が特に注目されており、FOMC(連邦公開市場委員会)の金融政策の決定にも大きな影響を与える。

※ ※ FOMCとは・・・Federal Open Market Committeeの略で、日本語では「連邦公開市場委員会」と訳される。FRBが定期的に開く金融政策の最高意思決定会合。

※ ※ ※ 米国の利上げに関するその他の記事は以下をご参照ください。

1 米国利上げは時期尚早!?〜過去の歴史に学ぶ判断ミスの影響〜 投稿日:2015/9/3

2 米国の利上げ時期、9月の可能性はもうないのか? 投稿日:2015/8/30

3 米・FOMC議事録を読み解く〜米国利上げ時期への影響は?〜 投稿日:2015/8/21

4 米・雇用統計発表!米国の利上げ時期への影響は? 投稿日:2015/8/9

 

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