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個人投資家は日本郵政IPO株を購入すべきか?

 

 

日本郵政グループ(日本郵政・ゆうちょ銀行・かんぽ生命保険)の新規上場株式(IPO)。このIPO案件の個人投資家からの資金調達額が1兆円を超える見通しとなりました。IPOとしては大型案件に違いないですが、はたしてこの日本郵政IPO株を購入することにメリットはあるでしょうか?今回はこの点について考えていきたいと思います。

 

Bloombergの記事によると

日本郵政IPO:個人投資家から1兆円超調達へ-引き受け最大は野村

2015/09/10 00:05 JST

(ブルームバーグ):日本郵政グループの新規株式公開(IPO)で、個人投資家からの資金調達額が1兆円を超える見通しであることが複数の関係者への取材で明らかになった。世界の株式市場が不安定な動きを見せる中、日本株に対する国内リテール投資家の関心は高く、今回の大規模IPOで貯蓄から投資の流れが加速する可能性がある。

関係者によれば、個人投資家への日本郵政株の販売は全体の売り出し総額1.5兆円の7割を上回る見通しで、引き受け主幹事のうち最も多くを販売するのは野村ホールディングスとなる。グローバルコーディネーターは野村のほか、ゴールドマン・サックス、JPモルガン、三菱UFJモルガン・スタンレーが務めている。

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[コメント]

 

個人投資家が日本郵政グループ3社の株式を一緒に取得するのに必要な最低投資額は約50万円になる見通しで、NISA(少額投資非課税制度)の100万円枠の半分に相当するようにデザインされている。これにより、投資未経験の預金者が新たにNISA口座を開設し、日本郵政グループ株を購入する動きにつながれば、貯蓄から投資の流れに好影響を与える可能性がある。

 

主幹事の野村HDの国内リテールの圧倒的な販売力に期待というより依存して個人投資家にIPOを当て込む腹積りのようですね。

最低投資金額を50万円程度にして、NISA口座開設と新規資金導入、そして「貯蓄から投資へ」と。

ただあきらかにバリュエーション(企業の利益・資産などの企業価値と比較して、株価が割安か割高かを判断すること)が低く成長期待が考えづらい企業の上場案件であるという本質は忘れてはならないところでしょう。

ここのところは事前情報として既に出されていますから、久々の大型新規上場案件で国営から民営化した会社だからといった何となく大丈夫だろうという安心感で買うのはやめた方が良いと思いますね。

とくに株式投資初心者の方がこれを事始めとしてむしろ貯蓄から投資の流れが逆行するのは避けたいところですので、この案件は十分注意喚起しておきたいところです。

もちろん初値売りで少しく利食いできる可能性がまったくないとまでは言いませんが。

※ IPOとは・・・「Initial Public Offering」の略で、未上場企業が、新規に株式を証券取引所に上場し、投資家に株式を取得させること。

※ ※ NISA(ニーサ)についてはこちら(比較よりまずは理解!初心者のためのNISAの基礎【まとめ】)を参照のこと。

※ ※ ※ 日本郵政グループのIPOについてはこちら(郵政3社上場 個人投資家にメリットはある!?)も合わせて参照のこと。

 

【コメントした人】

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