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資産形成・資産運用の時代〜「貯蓄から投資へ」本格化!?〜

 

 

先ごろ日銀が発表した2015年4-6月期の資金循環統計によると家計の保有する金融資産残高が過去最高を更新したそうです。その中でも増加割合が顕著だったのは株式や投資信託といったリスク性資産。ようやく以前から言われてきた「貯蓄から投資へ」が本格化してきた感があります。この資産形成や資産運用の重要性が高まっていく流れはこれからも続くでしょうか?今回はこれについて考えていきましょう。

 

ロイターの記事によると

家計の金融資産1717兆円、過去最高更新 企業の資金積み増し続く

2015年 09月 17日 11:21 JST

[東京 17日 ロイター] – 日銀が17日に発表した2015年4─6月期の資金循環統計によると、家計が保有する金融資産残高は6月末時点で前年比4.4%増の1717兆円となり、過去最高を更新した。企業が保有する現・預金も243兆円で過去最高となり、高収益をあげる企業が手元資金を積み増す動きが続いている。

家計の金融資産が過去最高を更新するのは4四半期連続。株価の上昇などを背景に保有資産の評価額が上がったことも残高増に寄与している。

内訳をみると、過半を占める現金・預金が同2.2%増の893兆円で過去最高となった。一方、投資信託が同19.5%増の98兆円、株式・出資金が同16.1%増の182兆円となり、リスク性資産の残高も増加。投資信託は過去最高を更新した。

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[コメント]

家計の金融資産の推移をみると、投資信託や株式・出資金の増加が顕著ですね。

以前から「貯蓄から投資へ」と言われてきましたが、これまでのアベノミクスの効果もあって数字に表れてきたということでしょう。

目先は日本郵政のIPOが個人投資家向けに1兆円超出されますし、より一層動く材料もあります。

ただその一方で今般の中国を中心とした新興国経済の減速懸念もありますので、もう少し長い目でみるとリスクオフに比重が高まって貯蓄へと回帰する動きも少なからずあるのではないでしょうか。

また”企業の金融資産残高は同14.9%増の1124兆円と過去最高を更新した。このうち現金・預金は同6.6%増の243兆円となり、27四半期連続で増加。”というのも気になるところ。

企業が保有している現金・預金が設備投資等に回った上で銀行の貸出が増えていかないとせっかくの日銀の金融緩和の効果が低減されてしまうので懸念材料といえます。

まだ民間企業が自発的に銀行からの借り入れどころか保有している現金・預金を設備投資等に回す積極性が出ていない以上、機動的な財政政策、つまり財政出動を政府が推し進める必要があるのではないでしょうか。

とはいえ、家計の金融資産に話を戻せば、少し長い目でみればこれまでのような貯蓄に偏った比重に逆戻りする可能性は低いでしょう。

これまでのような終身雇用と手厚い社会保障を望むことができない以上、紆余曲折ありつつも「貯蓄から投資へ」の流れはそう簡単に止められるものではありません。

この現実を受け止めて、資産形成や資産運用は必要不可欠なものという認識を、他人事と考えずにすべての人に持っていただきたいと思います。

 

【コメントした人】

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