ニュースを読み解く

なぜ!?アベノミクス新・三本の矢は効果が期待できない?

 

 

2015/9/24に公表されたアベノミクス新・三本の矢はこれまでの「金融政策」・「財政政策」・「成長戦略」を一新して「強い経済」・「子育て支援」・「社会保障」に軸足を移すとのことです。アベノミクスの第2ステージと位置付けられたこの新・三本の矢ですがその効果は期待できるでしょうか?これまでの効果を評価しつつ考えていきたいと思います。

 

ロイターの記事によると

焦点:「新3本の矢」から消えた金融政策、漂う不透明感

2015年 09月 25日 19:13 JST

[東京 25日 ロイター] – アベノミクスの金看板だった金融政策が、24日公表の「第2ステージ」で示された新3本の矢から消えた。消費の活性化や低所得者対策の進展を目指す政府・与党内からは、日銀が掲げる物価2%実現を急ぐべきではないとの声も漏れ、金融政策は優先順位のトップから「降板」したもようだ。

今後は、何がアベノミクスのエンジンになるのか、不透明感が漂っている。

安倍首相は24日に自民党本部で会見し「本日からアベノミクスは第2ステージに入る」と宣言し、新たな「3本の矢」の政策で全ての人が活躍できる「1億総活躍社会」を目指すと表明した。

経済最優先の姿勢を鮮明にし、具体的には名目国内総生産(GDP)を600兆円に増やすことを掲げた。

新たな3本の矢は、希望を生み出す強い経済、夢を紡ぐ子育て支援、安心につながる社会保障━━。これまでの大胆な金融政策、機動的な財政政策、民間投資を喚起する成長戦略から大きく転換し、軸足を構造改革に移す姿勢を鮮明にした。

全文を読む

 

[コメント]

マクロ経済政策は財政金融政策しかなくそれ以上でもそれ以下でもありませんから、第2ステージがどうのということ自体がナンセンスだと思います。

それに新・三本の矢の子育て支援と社会保障は所得再分配ですから、経済成長が持続可能と判断された状態でなければ小手先の運営に過ぎないと言わざるを得ないでしょう。

安倍首相は記者会見で”もはやデフレではない、という状態まで来た。デフレ脱却は、もう目の前だ。”との認識を示していますが、これは数字の裏づけのないものです。

むしろデフレギャップは埋まっていない状況にもかかわらず、麻生財務相が補正予算は必要ではない旨を発言しているようではデフレ脱却はむしろ遠のいているとの認識が正しいのではないでしょうか。

正しい現状認識の下で無ければ正鵠を射た政策運営は期待できるはずがありません。

※ 所得再分配とは・・・市場を通じて配分された所得の格差(不公平)を是正すること。具体的には税制や社会保障などを通じて、高所得者から低所得者へ富を移転させることを指す。

※ ※ デフレギャップとは・・・商品やサービスの供給が需要を上回っている状態のこと。

※ ※ ※ インフレとデフレについてはこちら(今さら聞けない物価、需要と供給、インフレとデフレの意味)を参照のこと。

※ ※ ※ ※ アベノミクス新・三本の矢についてはこちら(安倍晋三首相が狙う日本のGDP600兆円は達成可能か?)も合わせて参照のこと。

※ ※ ※ ※ ※ アベノミクスについての簡単な解説はこちら(今さら聞けない!?アベノミクスとは?〜成功か失敗かを語るその前に〜)を参照のこと。

 

【コメントした人】

IMG_0417

L!NX(リンクス)株式会社専務取締役/資産形成.com運営責任者 鈴木優一(プロフィール

「資産形成.com運営責任者の鈴木です。ここでは、経済・金融関連のニュースを私の所感を含めて取り上げさせていただきます。その他のニュースについてはNewsPicksでコメントしておりますので、そちらもご覧いただければ幸いです」

 

 

セミナー情報

11125590_1642562029306574_815304011_n

 

L!NX(リンクス)はみなさんの資産形成にお役に立てるため、定期的に無料のセミナー開催を行っております。

セミナー詳細はコチラ

 

個別相談のお申し込み

DSC_3707

 

全員が大手金融機関出身!

選りすぐりのL!NX(リンクス)講師陣に個別にご相談されたい方は下記よりご連絡ください。

個別相談のお申し込みはコチラ

 

現在、セミナーは無料、個別相談は有料(1回3,000円)とさせていただいております。

※ セミナー受講後の個別相談は初回に限り無料です。

 

【ご留意事項】
本セミナーでは、セミナーでご紹介する商品等の勧誘を行うことがあります。これらの商品等へのご投資には、各商品毎に所定の手数料等をご負担いただく場合があります。
また、各商品等には価格の変動等による損失を生じるおそれがあります(信用取引、先物・オプション取引では差し入れた保証金・証拠金(元本)を上回る損失が生じるおそれがあります)。
商品毎に手数料等及びリスクは異なりますので、詳細につきましては、SBI 証券WEB サイトの当該商品等のページ、金融商品取引法に係る表示又は契約締結前交付書面等をご確認ください。

 

【個人情報の取扱いについて】
本セミナーは、リンクス株式会社(以下弊社)により運営されており、個人情報は弊社で管理いたします。
取得いたしましたお客様の個人情報は弊社セミナー、商品サービスのご案内など弊社の利用目的の範囲内で利用させていただきます。


 

資産形成.com の最新情報をチェック!