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上場企業の自社株買いのメリットとデメリットとは?

 

 

度々ニュースで見かける上場企業の自社株買い。自社株買いとは株式市場から過去に発行した自社の株式を自己資金で直接買い戻すことです。この手続きを踏むことでROEを高め株価上昇を見込めるというメリットがよく指摘されますが、自社株買いにデメリット、注意点はないのでしょうか?今回は自社株買いのメリットとデメリットについて考えていきましょう。

 

ZUU Onlineの記事によると

上場企業の自社株買いにはどんな意味があるのか?

2015/09/25 in ZUU TOPICS, 投資の基礎

スズキ <7269> は9月16日、独フォルクスワーゲンと資本業務提携を解消するのに伴い、フォルクスワーゲンが保有する1億1161万株(発行済み株式の20%)を買い戻すと発表、自社株買い枠を設け、17日に立会外取引を使い、1億1978万株を4602億円で取得したと発表した。企業が自社株買いを行う意味と、株価に与える影響について考えていく。

自社株買いの意味とは?

自社株買いとは、株式市場から過去に発行した株式を自己資金で直接買い戻すことで、株主への利益還元やストックオプション等に利用するために行うのが一般的だ。

スズキの場合は、フォルクスワーゲンとの資本業務提携を解消するためのもので、やや趣が異なるが、最近発表されたマレーシアの格安航空会社エアアジアの自社株買いでは、足元の業績悪化や不正会計問題で下落している株価を内部資金と銀行融資で支えている。このように、リーマンショック後などの株価暴落時は多くの企業で自社株買いが行われたのだ。

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[コメント]

上場企業の自社株買いの効果として”企業が自社株買いを発表および実行することで、市場の需給を改善させる効果”と”自社株を買い入れて消却することで、一株当たりの資産価値や自己資本利益率を向上させる効果”が挙げられています。

前者・後者ともに総じて株価対策で行われますね。

前者はアナウンスメントすること自体、後者は自社株買いした上でその株を消却することで発行済み株式総数が減少するので、ROEを高め、PERやPBRを割安に見せることに効果を求める意図があると。

注意点としては後者の場合、資産が増え利益が上がっているわけでなくても発行済み株式総数を減らせば指標の数値は必然的に改善されるわけですから、企業価値が本質的に向上しているわけではないという点でしょう。

個人投資家の中でも経験豊富な方はよくわかっていらっしゃるところでしょうが、とくに初心者の方はこの点が理解できていない場合がありますので、自社株買い即投資妙味があるわけではない旨お伝えしておきたいところですね。

※ 自己資本利益率(ROE)とは・・・企業の収益性を測る指標で,株主資本(株主による資金=自己資本)が、企業の利益(収益)にどれだけつながったのかを示すもの。計算式はROE=当期純利益÷自己資本またはROE=EPS(一株当たり利益)÷BPS(一株当たり純資産)。ROEについてはこちら(2015年銘柄入れ替え発表!注目高まる「JPX日経400」とは?)も合わせて参照のこと。

※ ※ 株価収益率(PER)・株価純資産倍率(PBR)についてはこちら(株式投資初心者におすすめ!銘柄選択と売買タイミングの見極め方【まとめ】)を参照のこと。

 

【コメントした人】

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