資産形成

金利の理解は”お金を借りる”側に立つことから!

 

 

金融リテラシーを身につけるには金利に関する知識や感覚を磨くことが避けては通れない道。ただ金利の話になると「とにかく高金利がいい!」と簡単に考えてしまいがちです。日本では超低金利で推移する期間が長いことも金利の理解の妨げになっているのかもしれません。そこで今回は”お金を借りる”側に立って金利とは何か、金利を比較する際のポイントについてお話していきます。

 

金利とは

まず、金利とはどういったものかについて説明していきます。

これについては、以前にお伝えしたことがありますので、以下に引用します。

 

お金の貸し借りに対する資金の使用料(賃借料)のことで、賃借料の元本に対する割合で表したもの。

ここで注意したいのは元本に対して受け取る使用料(賃借料)の金額は、金利ではなく、利子と呼ばれます。

銀行預金では、みなさん預金者がお金の貸し手、銀行がお金の借り手となって、銀行がみなさんに対して利子を支払っているということです。

この時にみなさんが預けた元本に対してどのくらいで利子が支払われたかの割合を金利というわけです。

金利と利子、単利と複利。これを読めば自分で計算できる!より引用

 

これが、金利とは何か、金利の定義付けになります。

金利の基本中の基本ですね。

 

金利を決定する時の基準は”2つ”ある

金利には、期間に応じて短期金利長期金利の2種類あります。

この短期金利と長期金利を分けるのは1年です。

つまり、期間が1年未満の金利を短期金利、期間が1年以上の金利を長期金利といいます。

通常は、短期金利と長期金利で金利比較すると、短期金利<長期金利という関係になります。

金利と期間の関係を表したグラフに「イールド・カーブ(利回り曲線)」と呼ばれるものがありますが、上記の「短期金利<長期金利」となる場合は以下のようになります。

 

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そして、この短期金利と長期金利それぞれに、代表格となり、かつ他の金利を決定する際の基準となるものがあります。

それが、短期金利の「無担保コール翌日物金利」、長期金利の「新発10年国債利回り」です。

「無担保コール翌日物金利」は、現在、日銀が政策決定会合で金利の上下を議論する対象となっており、”政策金利”とも呼ばれます。

「新発10年国債利回り」とは、新規に発行された、償還期間(満期)10年の国債の流通利回り(※)のことです。

※ 流通利回りとは、市場で流通している債券を時価で購入し、満期まで保有した場合に得られる年利回りのこと。

ちなみに、2015年10月現在、短期金利の「無担保コール翌日物金利」は年利0.076%、一方、長期金利の「新発10年国債利回り」は年利0.300%です。

 

金利を”お金を借りる”側に立って考えるってどういうこと?

ここまでお話してきたように、金利には短期金利と長期金利という2種類あり、基本的には「短期金利<長期金利」が成り立っています。

つまり、金利を決定する要因は「期間」にあるということです。

ただ、実はこの金利を決定する要因はもう1つあります。

それが「信用度」と呼ばれるものです。

この「信用度」を理解するにあたっては、”お金を借りる”側に立って考えた方がわかりやすいです。

皆さんが住宅ローン等でお金を借りたいと思った時、金利は高い方がいいですか?低い方がいいですか?

もちろん低い方がいいですよね。

利息の支払い負担が減るわけですから。

ただ、住宅ローンを組んだり等、何らかの借り入れをしたことがある方ならお分かりかと思いますが、低い金利でお金を借りようと思ったら、年収や勤続年数、他に借り入れがないかなど色々と聞かれ、審査されます。

一方で、高金利でお金を借りる場合は、無審査なんてこともザラにあります。

これが「信用度」というもので、厳密な審査を通過して信用度が高いとみなされれば低金利、そうではなく信用度が低いとみなされれば高金利で借り入れすることになります。

ここで、今度は皆さんが”お金を借りる”側ではなく、”お金を貸す”側に立って考えてみましょう。

たとえば、期間が10年の債券が2つあって、片方が年0.5%、もう片方が年5%だったとします。

さて、皆さんならどちらの債券に投資、つまり債券の発行体にお金を貸しますか?

おそらくここまでの「信用度」についてのお話をお聞きになる前であれば、「とにかく高金利がいい!」ということで、迷わず年5%の債券を選んだのではないでしょうか。

先にご注意いただきたいのは、どちらかが正解で、どちらかが間違いというわけではありません。

ただ、先ほどお伝えしましたが、長期金利の代表格で、他の金利の基準となっている「新発10年国債利回り」は、現状、年0.3%です。

ということは、この基準となる金利との差を比較すると、年0.5%の債券は+0.2%(=0.5%-0.3%)、年5%の債券は+4.7%(=5%-0.3%)となります。

この基準となる金利に対する上乗せ部分のことを「リスクプレミアム」といいます。

そして、この「リスクプレミアム」は、信用度が高ければ小さく(ゼロに近く)、信用度が低ければ大きくなります。

ですから、年5%の債券は「リスクプレミアム」がかなり大きくなりますので、(発行体の)信用度が低い、つまりリスクが高いということを覚悟しないといけません。

一方、年0.5%の債券は「リスクプレミアム」がかなり小さいので、(発行体の)信用度が高い、つまりリスクが低いわけですから、10年という長期間貸すにしては低金利に感じてしまいますが、その代わり安心感はあるといって良いでしょう。

あとは、リスクに見合ったリターンかどうかを判断してどちらに投資すべきか選択するという段階になります。

このリスクとリターンの関係性についてはこちら(投資のリスクとリターンについて考える)を当たってみてください。

 

ここまでで金利とは何か、金利の決定要因、金利比較のポイントについてご説明しました。

これをご参考に、金利に関する知識や感覚を磨いていっていただければと思います。

 

 

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