FXの基礎

改めて問い直す!為替レートは円安と円高、どっちがいい?

2015年12月2日

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普段の生活で目にすることは多くても、あまり意識されることがない「為替レート」。しかし、この為替レートは私たちの日常生活に密接に関わっています。それでは、為替レートは私たちの生活にとって円安と円高、どちらが望ましいといえるのでしょうか?何か基準となるものがあるのでしょうか?今回は各々のメリット、デメリットとともに改めて問い直してみます。

 

円安と円高、為替レートに基準はない!

まず、現在、為替レートに基準はありません。

これは、1973年のニクソン・ショック(※)で先進各国が固定相場制から変動相場制に移行してから基準がなくなったといった方が正確ですね。

※ ニクソン・ショックとは、別名ドル・ショックとも呼ばれるもので、1971年8月15日に米国政府が、それまでの固定比率(1オンス=35ドル)によるドル紙幣と金の兌換を一時停止したことによる、世界経済の枠組みの大幅な変化を指す。

ちなみに、ニクソン・ショック前の固定相場制の時代、1949〜1971年は1ドル=360円、1971〜1973年は1ドル=308円と定められており、これが為替レートの基準と呼べるものでした。

それが、1973年2月に変動相場制に完全移行されてからは、為替レートはその時々の外国為替市場における外貨の需給(需要と供給)の関係に任せて自由に決められるようになりましたので、為替レートに基準といえるものがなくなったということです。

 

日常生活では原則”円高”にメリットがある!

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皆さんは食料品などを購入するのにコンビニやスーパーをご利用になることがあるかと思います。

ご存知の方も多いかと思いますが、現在、コンビニやスーパーに置いてある食料品などはすべて国内産ということはありません。

それどころか、多くのものが海外から輸入している場合が少なくありません。

たとえば、牛肉は米国産やオーストラリア産が多いですし、最近では野菜も中国産のものが増えています。

それでは、ここからは輸入するということがどういうことかについて説明していきましょう。

たとえば、米国のある牧場で、牛一頭の価格が10,000ドルだったとします。

現在、為替レートが1ドル=120円だとしたら、日本円では120万円(=10,000ドル×120円/ドル)です。

つまり、今、120万円を10,000ドルに交換すれば牛一頭購入できるというわけですね。

それでは、半年後、円高に振れて1ドル=100円になった場合、ドル建てでの価格は変わらないので、日本円では100万円(=10,000ドル×100円/ドル)で牛一頭購入できるようになります。

これは、現在の1ドル=120円と比較すると、牛一頭あたり20万円(=120万円-100万円)も安く購入することができるということですね。

一方で、半年後、円安に振れて1ドル=140万円(=10,000ドル×140円/ドル)になった場合ではどうでしょうか?

この場合、日本円では140万円(=10,000ドル×140円/ドル)出さないと牛一頭購入できません。

これは、現在の1ドル=120円と比較すると、牛一頭あたり20万円(=140万円-120万円)も高くなってしまうということです。

牛一頭を米国から仕入れるのに円高と円安に振れた場合でこれだけの差異が生まれてしまうわけですから、当然消費者である私たちが購入する段階にも影響が生まれます。

つまり、消費者としての私たちの生活にとっては円安よりも円高になる方がメリットが大きいのです。

もちろん、この仕入価格がそのままの割合で私たちが購入する段階の小売価格に跳ね返ってくるとは限りません。

また、今回は深入りは避けますが、円高に極端に振れる時は須らく国内がデフレ(物価の下落)に陥り、それによって肝腎の給与が上がらない、悪くすると下がってしまうことにもなりかねませんので、どこまでも円高になるのが良いというわけではないことには注意が必要です。

 

”円安”のメリットは「投資」で!

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原則として私たちの生活には円高に動いた方が輸入物価が下がることによるメリットがあることをお伝えしてきました。

裏を返すと、円安に動くことは私たちの生活にとっては輸入物価が上がるわけですからデメリットとなるわけですね。

それでは、このデメリットを打ち消して、円安をメリットとするにはどうしたら良いでしょうか?

これの最も単純な答えは外貨建ての金融商品への投資が挙げられます。

たとえば、最も単純な外貨建ての金融商品に「外貨預金」がありますが、今、1ドル=120円の時にドル預金を10,000ドルするとします。

この時、元本となる日本円は120万円(=10,000ドル×120円/ドル)必要となりますね。

半年後、円安に振れて1ドル=140円となった場合、10,000ドルは140万円(=10,000ドル×140円/ドル)となります。

この場合、元本の120万円に対して、金利分を考慮しなくても20万円(=140万円-120万円)利益になるというわけです。

一方、半年後、円高に振れて1ドル=100円となった場合、10,000ドルは100万円(=10,000ドル×100円/ドル)となってしまいます。

この場合、元本の100万円に対して、金利分を考慮しなかったら、20万円(=120万円-100万円)損失が生じてしまうことになるわけです。

このように、外貨建ての金融商品に投資することは、円高を損失が生じる可能性のあるデメリットとする代わりに、円安を利益を生む可能性のあるメリットとすることになります。

また、やや複雑になるので深入りは避けますが、円安に極端に振れる場合は須らく国内がインフレ(物価上昇)となるため、国内の株式や不動産が上昇しやすくなります。

私たちの生活にとってどちらかというと望ましい円高局面から、現在はあきらかに円安局面になっているといえます。

資産形成や資産運用を真剣に考えている皆さんは、生活面での円安のデメリットを投資による円安のメリットで打ち消していくことが重要だということをぜひご理解いただければと思います。

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