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投資信託とは〜投資信託のメリットとデメリット

 

 

投資信託とは一体どういうものなのでしょう?難しいと言われてしまいがちな投資信託の仕組みを今回は図を用いてわかりやすく解説します。その上で基準価額の決まり方や基準価額がいつ更新、反映されるか、分配金の計算について、そして投資信託のメリットとデメリットといった投資信託の基礎となる部分をお話していきます。

 

投資信託とはどういったものか?そのリスクは?

まずは投資信託とは何か?、その定義について正確にお伝えしていきましょう。

「投資家のみなさんから集めたお金をひとつの大きな資金としてまとめ、運用の専門家が株式や債券などに投資・運用する商品で、その運用成果が投資家のみなさん各々の投資額に応じて分配される仕組みの金融商品」

上記が投資信託の定義になります。

少し長いですが大切なところなので覚えてしまってください。

ここで一つ注意していただきたいのは、投資家のみなさんから集めたお金をどのような対象に投資するかを誰が決めるかです。

先に答えからいってしまいましょう。

「投資信託の運用方針に基づいて運用の専門家」が決めます。

裏を返せば投資家のみなさん自身が行うわけではないということです。

実はここは投資信託の本質に関わる部分になります。

ただ、みなさん自身が運用を行うわけでないとはいっても、投資信託のリスクについては十分理解しておいていただきたいところです。

投資信託は株式や債券を投資対象として運用する以上、元本保証ではありません。

では、投資信託にはどのようなリスクがあるのでしょうか?

一言でいってしまえば、その投資信託の投資対象によってリスクの種類は異なります。

要するに投資対象が株式であれば株式投資のリスク、債券であれば債券投資のリスクといったようにリスクが異なってくることになります。

このように投資信託といっても一括りにすることはできませんので十分ご注意ください。

 

図でわかる投資信託の仕組み

投資信託の仕組みを理解するためには、まずその仕組みに関わる主体となる会社の説明からする必要があります。

ここでその会社とは以下の3つになります。

1. 販売会社

2. 委託会社

3. 受託会社

それでは、これらの会社は各々どのような役割をしているのでしょうか?

以下、一つずつお話していきましょう。

1. 販売会社

販売会社は投資信託の募集の取扱いおよび販売を行い、直接投資家のみなさんの対応をする立場にあります。

2. 委託会社

委託会社は、投資信託を設定し、運用する立場にあり、投資信託の運用に関わる業務全般を担当します。

3. 受託会社

受託会社は、投資信託の信託財産を保管・管理する役割を担います。

これらの会社の役割を基にして投資信託のしくみを図にすると以下のとおりになります。

 

投資信託の仕組み

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これを文章で説明してみましょう。

投資信託は「委託会社(運用会社)」で作られ、証券会社や銀行等の「販売会社」を通じて販売され、「投資家」のみなさんからお金を集めます。

投資家のみなさんから集めたお金は、資産管理を専門とする「受託会社(信託銀行)」で保管されます。

ここから実際の運用の場面に入ります。

委託会社(運用会社)は、投資家のみなさんから集めたお金を運用方針に従ってどこにどのくらい投資するかを検討し、その投資の実行を受託会社(信託銀行)に指図(これを「運用指図」といいます)します。

そして、受託会社(信託会社)は運用指図に従って実際に株式や債券等の売買を行います。

以上のように文章にすると複雑に感じられるかもしれません。

ただ先にご覧いただいたように図に示すと比較的すっと頭に入るのではないでしょうか?

またポイントとしては、投資信託の仕組みに関わる主体となる会社の役割をしっかり理解することにあります。

 

 投資信託の基準価額の決まり方と更新、反映について

基準価格とは、投資信託一口あたりの価額のことです。

投資家のみなさんが投資信託を実際に購入したり、売却したりする際には、この基準価額で取引が行われます。

ちなみにここで一つ注意を要するのは、一口1円で運用が開始された投資信託は、一万口あたりの基準価額が新聞や金融機関のサイト等で公表されているということです。

現在、運用が継続中の投資信託の多くは、上記のように一万口あたりの基準価額が公表されています。

それでは、この基準価額は日々どのような決まり方をしているのでしょうか?

これは比較的単純です。

まずここで覚えておいていただきたい言葉は「純資産総額」です。

この純資産総額とは、投資信託の総資産(時価)から投資信託の運用に必要なコストを差し引いたものです。

これを踏まえた上で、投資信託の基準価格は以下の算式で求められます。

基準価額(一口あたりの価額)(円) = 純資産総額(円) ÷ 総口数(口)

上場株式の場合は市場が開いている時間帯は時々刻々と株価は変動しています。

一方で、投資信託の基準価額はどうでしょうか?

株価とは違って一日に一つの価額として更新、反映されます。

しかも、いつ更新、反映されるかというと、当日の投資信託の申込みを締め切った後になります。

ここで、「それじゃあ、価額がわからない状態で購入したり、売却しなきゃならないの?」と疑問に思われたかもしれませんが、
その通りです。

投資家のみなさんが投資信託を売買するのは、当日の価額がわからない状況でしなければなりません。

これを専門用語で「ブラインド方式」といいます。

実際に投資信託の取引をする際にはこの点を重々注意してくださいね。

 

投資信託の分配金の計算について

投資信託の分配金とは、投資信託が株式や債券等に対して投資し、運用して得た収益を、投資家のみなさんへその保有している口数に応じて分配したお金のことです。

ここで先ほどお話した誤解を生じやすい点とはどこにあるでしょうか?

それは一言でいってしまうと、分配金の「出所」にあります。

正確にお伝えすると、投資信託の分配金の出所は、「投資信託の信託財産」です。

これが何を意味するかわかるでしょうか?

分配金が支払われると、「純資産総額」や「基準価額」は下がります。

つまり、投資信託の「分配金」は預金や債券の「利子」とは決定的に違うということです。

ここは大事な点なので、イメージ図も合わせて以下に記載しておきますね。

 

スクリーンショット 2015-12-15 16.10.49

 

上記の図にも記載していますが、最近でも根強く人気の投資信託の種類に「毎月分配型」のものがあります。

これは、その名のとおりですが、毎月決算を行い、その都度分配金を支払うタイプの投資信託です。

毎月分配金を受け取れるということを理由として、とくに相対的に高めの分配金の投資信託が人気ですが・・・

ここまでの説明をきちんと理解できた方はもうお分かりですよね?

毎月支払われた分配金相当額、基準価額は下がるわけですから、全く有利ではないということです。

それどころか、分配金相当額をそのまま投資信託の信託財産として運用されていれば複利効果も取れたはずのところを逃してしまうため、投資効率の観点からは相対的に不利になる可能性が高いといえます。

実は投資効率を度返ししてでも毎月分配型の投資信託の購入を検討して良い場合というのはあるにはあります。

ですが、基本的には投資効率の悪さから考えれば、現状のように人気があるというのはかなり多くの方が商品性を誤解しているのではといわざるとえないでしょう。

目の前の現金に釣られると、あとで損失等の痛い目に遭うかもしれません。

人気商品という言葉に踊らされないよう十分気をつけてください。

 

投資信託のメリットとデメリット

投資信託のメリットは一般に以下の4点が挙げられます。

1. 少額で購入できる

2. 運用のプロ(ファンドマネージャー)が運用

3. 株式や債券等に分散投資している

4. 透明性が高い

一つずつ解説していきます。

 

1. 少額で購入できる

投資信託は最低の購入金額が10,000円からというものが多いです。中には数千円から始められるものまであります。

その一方で、株式投資や債券投資は、一部例外はありますが、一般的には投資信託よりもまとまったお金を必要とする場合が多いです。

 

2. 運用のプロ(ファンドマネージャー)が運用

ここまでにも株式投資や債券投資の基礎知識についてお話してきましたが、みなさん自身でこれらを行おうとするとどうしても少なからず知識や方法を身につけるための時間と労力が掛かります。

その一方で、投資信託は、これらの知識や方法を身につけた(と思われる)運用のプロであるファンドマネージャーが各々の投資信託の運用方針に従って投資判断から実際の取引までをみなさんに代わって行ってくれます。

また、みなさんのような個人では法令上の制限等があって売買することができないあるいは売買することができても非常にしづらい海外の株式や債券、デリバティブ等の特殊な金融商品にも、投資信託にパッケージ化されることによって間接的に投資することが可能になります。

 

3. 株式や債券等に分散投資している

投資信託では、みなさんから集めたお金をひとまとまりにして運用することで、様々な資産に分散投資することができるため、(上手く組み合わせて投資していれば)リスク低減を図ることが可能になります。

 

4. 透明性が高い

投資信託は原則として毎営業日に基準価格を更新、反映しています。

また決算ごとに監査法人による監査を受けていますので、比較的透明性が高い金融商品であるといえます。

 

一方で、投資信託のデメリットはというと、一般的に以下の2点が挙げられます。

1. コストが高い

2. 元本保証がない

これも各々解説していきます。

 

1. コストが高い

運用のプロに任せる分、個別に株式投資や債券投資をするよりも相対的に手数料等のコストが高いといえます。

 

2. 元本保証がない

これは投資信託の中で運用している対象が株式や債券等の元本保証ではない金融商品で行っているため、当たり前といえば当たり前に思われるかもしれませんが、日々基準価額が値動きする、また分配金を出す時に須らく基準価額が分配金相当分は下落しますので、この点は一喜一憂してしまうのに不安を持つ方にとってはデメリットといえるでしょう。

 

ここまで一般論をお話してきましたが・・・

今回は投資信託のメリットとデメリットについて一般的によくいわれていることを列挙しました。

まずはこれらを基準になるものとして十分に押さえてくださいね。

ただ重々念押ししておきたいのは決して鵜呑みにはしないでいただきたいということです。

それはなぜでしょうか?

一ついえるのは、現在、日本国内にある投資信託で今回ご紹介したメリットとデメリット、とくにメリットが十分機能しているもののほうが稀といって良いことにあります。

正直、ここのところをみなさんに十分に説明した上でみなさんに投資信託を勧めるような金融機関はほとんど無いでしょう。

これは投資信託の購入を検討する上で非常に重要な問題です。

 

 

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