資産運用

「酉(とり)年」の日経平均株価の推移と2017年の見通しとは?

 

 

株で資産運用をしている方、しようと考えている初心者の方は2017年の株式市場の動向が早くも気になっているのではないでしょうか?実は旧来からその年の干支(えと)に応じた相場格言というものがあります。2017年は酉(とり)年です。今回は過去の酉年の日経平均株価の推移を追いながら2017の見通しについてお話していきます。

 

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2017年「酉(とり)年」の相場格言は?

まず、旧来からいわれているすべての干支(えと)の相場格言は以下の通りになります。

「辰巳(たつみ)天井、午(うま)尻下がり、未(ひつじ)辛抱、申酉(さるとり)騒ぐ。戌(いぬ)笑う、亥(い)固まる、子(ね)は繁栄、丑(うし)つまずく、寅(とら)千里を走り、卯(う)跳ねる」

これを見ると、2016年は申(さる)年ですから、”騒ぐ”年だったわけです。

たしかに2016年は年頭から中国発の世界同時株安で波乱の幕開け、2月には1月末に日銀が導入決定したマイナス金利政策開始、年半ば、6月には英国が国民投票でEUからの離脱を決定(Brexit)、11月には大方の前評判を覆して米国の大統領選はトランプ候補勝利と話題に事欠かない騒がしい年だったといえるでしょう。

これに伴って年間を通して株価は上下に激しく動くこととなりました。

さて、それでは2017年「酉(とり)年」はどうでしょうか?

”申酉(さるとり)騒ぐ”とありますから、2017年「酉(とり)年」も”騒ぐ”年となります。

つまり、2016年に続いて2017年も相場の変動が大きく、一面としてはチャンスといえますが、値動きが荒くなりがちなので注意を要する年になる可能性が高いということです。

 

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過去の「酉(とり)年」の日経平均株価の推移と2017年の見通し

それでは、過去の「酉(とり)年」の株価はどうだったのでしょうか?

上がったのでしょうか?

それとも下がったのでしょうか?

1950年以降の「酉(とり)年」は、1957年、1969年、1981年、1993年、2005年の計5回です。

これらの年のそれぞれの日経平均株価の推移、年間を通しての騰落率は以下の通りになります。

 

過去の酉(とり)年の日経平均株価の騰落率

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注:上図は各年の大発会(その年の取引初日)の終値と大納会(その年の取引最終日)の終値を比較したもの

 

上図の通り、日経平均株価の年間の騰落率は、1957年 -13.6%、1969年 +36.1%、1981年 +7.4%、1993年 +2.5%、2005年 +39.9%で、4勝1敗。

1957年こそマイナスを記録していますが、その他の年は年途中で紆余曲折ありつつも終わりよければすべて良しのごとくプラスで収まっています。

こうして見ると、「酉(とり)年」の日経平均株価の推移は概ね良好といえるかもしれません。

それでは、次の「酉(とり)年」、2017年の日経平均株価の見通しはどう予想できるでしょうか?

2017年は年明けから米国でトランプ次期大統領の新政権がスタートします。

直近の市場動向は世界的にトランプ氏の一挙手一投足に注目し、トランプ新政権で想定される経済政策(トランプノミクス)を期待先行で織り込む形で推移しているといって良いでしょう。

これが2017年は年明け早々から現実の動きとして出てくるわけですから、この動向次第で市場の値動きは大きく影響される可能性が高いといえます。

また、欧州では2016年6月に国民投票でEU離脱を決定した英国が2017年3月までにEUに対して離脱を通知し、離脱交渉が開始される見込みとなっていますし、3月 オランダ議会選挙、4〜5月 フランス大統領選挙、6月 フランス議会選挙、8〜10月 ドイツ議会選挙と欧州各国の政治日程が詰まっています。

Brexitに影響される形で欧州各国の中にはEUやユーロに対して懐疑的であったり、離脱を望む声が高まっていていますので、これを提言する各国の政党が選挙で勝利するようなことがあれば欧州市場が混乱に陥るなどということもあるかもしれません。

こう見ていくと、2017年は酉(とり)年の相場格言通り騒がしくなる可能性が高いでしょう。

ただ、トランプノミクスが現状で想定されている路線で、大型減税やインフラ投資拡大、金融規制緩和によって経済成長とともに米長期金利上昇、ドル高の流れが形成されるのであれば、日本にとっては円安になるとともに日経平均株価は上昇傾向となる可能性はあります。

期待を込めて現状で2017年の日経平均株価は結果的に上昇すると予想しておきましょう。

もちろん、来年の事を言えば鬼が笑うかもしれませんので、あくまでもご参考までにといったところですが。

 

 

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