資産形成って言葉は初めて聞くけど、その代わり”資産運用”っていう言葉はよく聞くという方が多いのではないでしょうか?
とくに最近はいわゆるアベノミクスで株が上がったり為替が円安になったりして一部では盛り上がっていますから。
そんなの自分には関係ないよと思ったあなた。
あなたはおそらく資産運用ではなくて資産形成が必要といえるでしょう。
じゃあ、資産形成と資産運用って一体何が違うの?
言葉自体は前半の資産は同じで後半分が形成と運用で違っているけど、そんなに中身が違うものなの?
実はそんなに難しい話ではありません。
まずはみなさんがよく聞いているであろう資産運用についてその定義を考えていきましょう。
資産運用とは…「既に形成された資産のある方」が金融資産や不動産資産への投資を通じて、さらなる利益を求めたり、減らさないように資産を利用すること。イメージとしては10ある資産を配分を考えながら増やすこと。
一方で資産形成についてはどうでしょうか。
資産形成とは…「現在資産のほとんどない状態の方」が0→1→2→3→4→5と資産を着実に増加させていこうとすること。資産運用の前段階といえる。最低1000万円の金融資産までは資産形成の段階。
ポイントは、資産運用が「既に形成された資産のある方」といういわゆる貯蓄が既にあって余裕のある方にその対象を限定しているのに対し、資産形成は「現在資産のほとんどない状態の方」といっているように資産運用するほどの余裕がまだないすべての方を対象としているということです。
ですから、資産形成を”資産運用の前段階”としているわけですね。
ここで資産形成から資産運用に段階を移すに際して”最低1000万円の金融資産”で区切っているのはあくまで目安です。
現在や将来の人生設計や家族構成等によって人それぞれ必要なお金の額は違うでしょう。
ただ、たとえ家族を考えずに1人に必要なお金で十分という方でも、「すぐに使うお金」・「いざという時のためのお金」・「将来のために残すお金」と色分けする場合、1000万円は最低限ないと色分けして考えるのは難しいということは念頭に置いていただきたいところです。
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