みなさんは「経済」という言葉を聞いてどういったイメージをお持ちでしょうか?
何となく漠然としていて難しい、わかりづらいと毛嫌いされている方も多いことでしょう。
ただ「経済」とは私たちの生活と切っても切り離せないものです。
まずそもそも「経済」とはどういう定義づけができるものでしょうか?
元々は中国の古典に出てくる「経世済民」という言葉がその由来となっているのですが、旧来は今日でいう「経済」とは異なり政治・統治・行政全般を指す言葉でした。
それが幕末〜明治期になってイギリス等から古典派経済学の文献が輸入されるようになったことで、”economy”の訳語としての「経済」が定着するようになりました。今日でいう「経済」(economy)の定義は以下のとおりになります。
「経済」(economy)とは〜「経済」(economy)の定義〜
社会生活を営むための財やサービスを交換するしくみ
ちょっとわかりづらいかもしれませんね。
もう少し簡単にいうと、”「お金」、「モノ」、「サービス」の流れ”と言い換えることもできるでしょう。
これをイメージ図にすると以下のようになります。
出典:経済産業省HP
私たちは上図のようなしくみの中で、時には生産者(企業人)としてモノやサービスを売る等働いてお金を得、その一方で消費者としてモノやサービスを買っています。
このイメージ図は現実の経済からするとかなり省略された非常に単純なものですが、まずはこれを頭に思い浮かべられるようにしておいてください。