金利とはお金の貸し借りに対する資金の使用料(賃借料)のことで、賃借料の元本に対する割合で表したものです。
ここで注意したいのは元本に対して受け取る使用料(賃借料)の金額は、金利ではなく、利子と呼ばれます。
銀行預金では、みなさん預金者がお金の貸し手、銀行がお金の借り手となって、銀行がみなさんに対して利子を支払っているということです。
この時にみなさんが預けた元本に対してどのくらいで利子が支払われたかの割合を金利というわけです。
この金利は通常1年あたりの割合で示します。
これを年利といいます。
一つ例を出しましょう。
今、銀行に預金を100万円したとします。
これが1年後に101万円になったとします。
そうすると増えた1万円が利子というわけです。
ですから年利は、1%(=1万円÷100万円×100)となります。
よってこれを算式に表すと年利(%)=1年間の利子(円)÷預入元本(円)となるわけです。
これが金利を計算する時の基本となります。
ただ実際にみなさんが利子を受け取る時には上記の例でお伝えしたように1万円を受け取れるわけではありません。
なぜかわかりますか?
そう、利子には税金が取られるからです。
現在、銀行預金等の利子に対する税金の率(税率)は原則20.315%です。
とすると、先ほどの例のように1万円の(税引き前)利子だとすると、7,968円(=1万円×(100%-20.315%)÷100)になります。
※ 小数点以下は切り捨て
よってこれも算式に表すと、受取利子(円)=税引き前利子(円)×(100%-20.315%)÷100 となります。
ちなみにかなり細かいところですが、年利を計算する場合、国や地域によって1年を360日とするところと365日とするところがあります。
日本は1年を365日として計算しています。