住宅の購入と賃貸、どっちが得かは”ケースバイケース”
「住宅の購入と賃貸、どっちが得なの?」
この質問に対して私たちはいつもこう答えています。
「ケースバイケースです」と。
そしてこう続けます。
「住宅倒壊や損傷などのリスクを考慮せず、金銭的な面のみで考えた場合、住む期間が長くなればなるほど、どこかの時点で住宅購入の方が得になります」と。
ただ、この”金銭的な面のみで考えた場合”というのが曲者(くせもの)です。
住宅は金銭的な面のみで判断できるものではない!
そもそも住宅の購入が良いか、賃貸が良いかは、金銭的な面のみならず、家族構成やお勤め先、趣味趣向などのライフスタイルの面が大きなウエイトを占めているといえます。
たとえば、ものすごく気に入った物件があり、そこに永住したいという強い意向がある方には、購入をおすすめすることが多いです。
ただそうはいっても、明らかに物件価格が割高であったり、住宅ローンの条件が悪かったり、立地の心配がある等の場合には、安易に決めずに再考することを促すこともありますが・・・
一方で、転勤が多いなど住むところを変えることで人生に張りを持たせようという方には賃貸をおすすめするでしょう。
他にも、お勤め先の会社の福利厚生制度なども考えなければ、その人の人生に寄り添った住宅の形をいうのは出てきません。
住まいというのは、多くの人の人生にとって重要な役割を果たしています。
とくに住宅を購入する、マイホームを取得するとなれば、金額も高額になりますし、慎重な判断が求められます。
住宅は金銭的な面のみで判断できるものではないことを必ず念頭に置いてください。
その上で、判断材料の一つとして金銭的な面から考えていく必要性があることをご理解いただければと思います。