クレジットカードの年会費は無料のものから有料で年間10万円程度のものまで様々あります。「年会費が無料のものと有料のもの、どっちがいいの?」というご質問をいただくことが多々あります。そこで今回はクレジットカードの年会費が無料と有料ではどこに違いがあってどっちがおすすめなのかについてお話していきます。
クレジットカードの年会費 有料と無料の違い
ここからはクレジットカードの年会費が有料の場合と無料の場合、それぞれについて見ていきましょう。
クレジットカードの年会費 有料の場合
たとえば年間10万円程度の年会費がかかるクレジットカードの場合ですと、お客様専用デスクが用意されていて、コンシェルジュが電話一本で高級レストランや高級ホテルの予約をしてくれたり、海外滞在中に困ったことがあった時にも24時間国際電話対応をして現地のホテルと直接交渉をしてくれたり、「明日から北海道に旅行に行きたいんだけど宿とか食事とか観光先でのおすすめは?」と問い合わせれば旅のコーディネートまでしてくれたり、と至れり尽くせりのサービスが付帯されています。
さらに、サービスだけでなく、ポイント還元率が高く設定されていて使用金額に対して貯まるポイントが通常の2倍だったり、マイル換算率がものすごく良かったり、とやはり高い年会費を支払うだけの対価が必ず用意されています。
クレジットカードの年会費 無料の場合
年会費が無料のクレジットカードの場合、上記有料の場合には受けられるサービスが付帯されていないことが多いです。
またポイント還元率も通常とおりです。
以上のように年会費が有料と無料、それぞれの場合で受けられるサービスが大きく異なります。
また年会費が有料の場合、その負担額はクレジットカードの種類やグレードによってかなり差が生まれます。
たとえば、「ANAアメックス」は年会費が7,000円+消費税ですので、7,560円かかります。
一方、「ANAアメックスゴールド」になると年会費31,000円+消費税となり、33,480円かかることになります。
※ 上記の年会費は2015年7月現在のものです。
このように同じ種類のクレジットカードでもグレードの違いによって年会費はまちまちです。
このグレードの違いによる年会費の差は付帯されるサービスの差にもつながります。
たとえば、「ANAアメックス」の場合は貯まったポイントをマイルに移行する時に移行手数料を取られてしまいますが、「ANAアメックスゴールド」の場合は移行手数料は無料です。
※ 上記の移行手数料は2015年7月現在のものです。
年会費が大きくかかるクレジットカードはかかるだけの付帯サービスがありますので、満足のいくサービスが受けられるならいくらでも年会費をかけるという方もいらっしゃるでしょう。
もちろん年会費は無料のほうが気持ちが楽という方もいらっしゃるかと思います。
有料と無料どっちがおすすめ?クレジットカードの年会費
ご自身の生活スタイルと使用実績から考えて、年会費が有料のクレジットカードにするか、あるいは無料のクレジットカードにするかは判断していただければ結構です。
ただ、おすすめはメインカードは年会費が有料でも付帯サービスが充実しているクレジットカードを選び、サブカードは年会費が無料のクレジットカードを選ぶことです。
理由はポイントが貯まる早さの違いです。
ポイントが貯まるのが早いメインカードは、年会費が有料でも多くのポイントで多くのサービスが受けられる充実感を重視しらほうが良いでしょう。
一方で、サブカードはポイントが貯まるのが遅いわけですから、年会費無料でずっと負担なく持っていられるクレジットカードのほうが気が楽で良いのではないでしょうか。