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海外移住先人気ランキング上位・シンガポールの真実から見える日本の行方

 

 

海外移住先ランキング上位にランクインするシンガポール。治安が良く経済的に豊かなことを理由として日本でも老後等の海外移住先としておすすめされることが多いようです。みなさんの中にも資産形成を行なっていった先の一つのゴールとして海外移住を視野に入れている方もいらっしゃるかもしれません。ただこうした情報はメリットばかりが喧伝されやすいもの。そこで今回はシンガポールの現状を伝えるニュースを通して、海外移住の現実と日本の進むべき将来について考えていきたいと思います。

 

産経ニュースの記事によると

シンガポール「幸福度」世界最下位 アジアで最も豊かなはずが 建国50年、「能力主義」行き詰まる

2015.8.8 16:07

【シンガポール=吉村英輝】赤道直下の都市国家シンガポールが9日、建国50周年を迎える。1965年のマレーシアからの分離独立以降、一党支配の長期政権で経済発展を実現し、アジアで最も豊かな国となった。一方、格差拡大などで「能力至上主義」の成長モデルは行き詰まっている。

至るところに国旗や装飾が掲げられ、全土が祝賀ムードに包まれている。9日の式典には、18カ国の首脳ら代表も参加。日本からは麻生太郎副総理兼財務相が出席する。

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【コメント】

 

米調査会社ギャラップが12年に発表した日常生活の「幸福度」調査で、シンガポールは、148カ国中、最下位だった。激しい競争社会や、政治的な息苦しさが指摘される。

(中略)

リー首相は今月、「多くの外国人労働者を受け入れれば、経済はうまくいくが社会問題を抱える」とし、生産性向上により外国人に頼らない発展の継続を訴えたが、前途は多難だ。

 

シンガポールというと日本では海外移住先として喧伝されている向きが散見されます。

しかし記事にあるように激しい競争社会や政治的な息苦しさがあって、現地の方たちからすると日常生活での幸福を感じづらい国となってしまっているようですね。

リー首相も指摘されているようにシンガポールは外国人労働者の受け入れを積極的に行なうことで経済発展を遂げてきましたが、その恩恵とは裏腹に経済全体がウインブルドン化してしまっているのは否めないでしょう。

一部ではシンガポールのこうした経済成長の成功ぶりをそのまま真に受けて日本も同様にすべきだとの意見が出されることがありますが、個人的にはそうすべきではないと思っています。

私見では、日本は外資受け入れ等による過当競争をある程度抑制して、政府主導の経済政策と民間主導の生産性向上の両面から内需主導型の経済成長をじっくり行ない、経済全体のパイを大きくすることが先決で、その上でほんの一部の方たちが総取りするのではなく広く経済的恩恵を享受するよう所得再分配していく方向性が良いと思います。

もちろん競争を否定するつもりはありませんが、少ないパイの奪い合いという意味での競争は苦しいですし、疲弊して幸福感を感じづらいですから、望ましいとは思えません。

 

【コメントした人】

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