”投資の神様”ウォーレン・バフェットの「3つの投資ルール」とは?

”投資の神様”、”オマハの賢人”と呼ばれ日本でも有名な投資家であるウォーレン・バフェット氏。彼の資産は、21歳の時には2万ドルでしたが、85歳の現在ではなんと670億ドル。

このように株式投資で巨万の富を築き上げたバフェット氏ですが、彼が遵守する独自の投資ルールはたったの3つです。今回はおすすめの本とともに3つの投資ルールを紹介していきます。

”投資の神様”ウォーレン・バフェットの「3つの投資ルール」

冒頭にもお伝えしたとおり、バフェット氏独自の株式投資ルールは集約するとたったの3つしかありません。

この「3つの投資ルール」とは、いずれも投資先の企業、株式の銘柄を選び出すためのものです。

ここで注目しておきたいのは、バフェット氏は「3つの投資ルール」を遵守しており、これに1つでも当てはまらない企業には絶対に投資しないということです。

それでは「3つの投資ルール」とはどのようなものでしょうか?

以下で一つずつ説明していきます。

1 事業内容がシンプルかつ業界内で支配的な地位にある企業であること

バフェット氏は、基本的に彼自身が理解している事業内容の企業にしか投資しません。

つまり、事業内容がシンプルであることを重視しています。

また、事業内容がシンプルであればどの企業でも良いわけでなく、消費者から高い支持を受けてその業界内で揺るぎない支配的な地位を築いている企業であることも重視しています。

現に、バフェット氏の経営するバークシャー・ハサウェイが保有する銘柄の中には、ウォルマート、コカ・コーラ、P&G(プロクター・アンド・ギャンブル)など、日本人の私たちにもなじみのある企業が多数含まれています。

2 借金が少なく継続的に利益を生み出し続けている企業であること

バフェット氏は、基本的に実績のない企業には投資しません。

その実績も1、2年といった短期間ではなく、長期間にわたっての実績を見ています。

その中で極力借金が少なく、その上で継続的に利益を生み出し続けている企業に投資します。

ポイントは”継続的に”という部分です。

単発で利益を計上することはそれほど難しくありません。

それが長期間にわたって、継続的に利益を計上するとなると途端に極めて難しくなります。

バフェット氏はこれを見極めるために、企業の財務諸表を目を皿のようにして見ることに余念がありません。

彼は、中でも借金に頼らずに、自己資本からどれだけの利益を生み出しているかを測る指標であるROE(return on equity:自己資本利益率)を重要視しています。

このROEが現在高いのとあわせ、長期間継続できている企業にしか投資しないということです。

※ 自己資本利益率(ROE)とは・・・企業の収益性を測る指標で,株主資本(株主による資金=自己資本)が、企業の利益(収益)にどれだけつながったのかを示すもの。計算式はROE=当期純利益÷自己資本またはROE=EPS(一株当たり利益)÷BPS(一株当たり純資産)。

3 有能な経営者がいる企業であること

企業は経営者の能力次第で、利益を生むか損失を生じさせてしまうかが決定づけられるといっても過言ではありません。

ですから、バフェット氏は常に経営者を見ています。

そして現在、彼自身が有能だと判断した経営者がいる企業にしか投資しません。

ただ、それでも1でお伝えしたようなシンプルな事業内容の企業にしか投資しないのは、彼が常に経営者に対して先を見据えている証左といえます。

例えばバフェット氏はこんなことを言っています。

「愚か者でも経営できるビジネスに投資をしなさい。なぜなら、いつか必ず愚かな経営者が現れるからだ」

つまり、現在有能な経営者がいることは重要だけれども、経営者の寿命よりも企業の寿命が長いということを考えた時、次の代以降の経営者が有能であるとは限らない点まで彼は考えているわけです。

ウォーレン・バフェットの投資哲学を学ぶためのおすすめ本

バフェット氏関連の本は数多く出されていますが、ここでは10年以上にわたって投資家の皆さんに読み続けられているロングセラーで、かつ投資初心者の方でも読みこなすことができるイチ押しの一冊をご紹介します。

ぜひお読みいただいて実践にお役立てください。

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『億万長者をめざすバフェットの銘柄選択術』
メアリー・バフェット (著), デビッド・クラーク (著), 井手 正介 (翻訳), 中熊 靖和 (翻訳)

日本経済新聞出版社 (2002/5/20)

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