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今さら聞けない「円安」と「円高」の意味〜外国為替の基礎〜

2015年11月24日

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11月24日

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資産形成や資産運用を行う上で株式や投資信託などの金融商品に投資するのは必要不可欠です。そうした中で外貨建ての金融商品を検討する機会もあるでしょう。しかし外貨建ての金融商品を保有している方でさえ外国為替の基礎知識を身につけていない人が少なくありません。そこで今回はドル円を例に「円安」「円高」という基本中の基本についてお話していきます。

 

外国為替とは?

そもそも外国為替とは何でしょうか?

外国為替とは、異なる2つの通貨を交換すること(通貨と通貨の交換取引)のことです。

日本にいる私たちの場合、日本の通貨である「円」と外国の各通貨を交換することを指すことが多いですね。

この外国の各通貨とは、アメリカの「ドル」やイギリスの「ポンド」、中国の「元」、また国単体ではありませんが欧州連合(EU)の統一通貨である「ユーロ」等のことです。

今回は先ほどもお伝えしたとおり日本の「円」とアメリカの「ドル」を交換する、つまりドル円の為替を例にとってお話していきます。

ここまでの教科書とおりの説明では分かりづらいという方は、たとえばアメリカへ旅行に行くことをイメージしてみてください。

その時に日本の「円」、現金でいうとたとえば福沢諭吉の載っている一万円札をアメリカのニューヨークに持って行って現地のレストランなどで使おうと思ってもできませんよね。

この場合だと現地で使われている通貨は「ドル」紙幣なわけですから。

福沢諭吉公には大変失礼な話ですが、アメリカの現地の方たちにとっては一万円札は「ただの日本人のおじいさんが載っている紙」にしか思われません。

これは海外旅行にかぎらずビジネスでも同じですし、アメリカ以外の国へ旅行やビジネスで赴く際にもその国にはその国で使われている通貨があるわけですから同じことです。

これである程度「外国為替」そのものについてぼんやりとでもご理解いただけたかと思います。

 

外国為替は「為替レート」を使って行われている!

たとえばTVのニュース等で「今日のドル円の為替は”1ドル=120円”です」などと言っているのを聞いたことがありますよね。

このように外国の各通貨(上記の場合はアメリカの「ドル」)をいくらの日本「円」と交換するかという比率のことを「為替レート」といいます。

ドル円の場合は、アメリカの1ドルという単位を基準にしますので、TVのニュース等では”1ドル=120円”といった伝え方をしているのです。

つまり、「1ドルと120円を交換するよ。1ドルほしいなら120円払ってね」ということです。

※ 実際に通貨を交換する時にはこの「為替レート」に金融機関や通貨交換所へ支払う手数料分が乗るのですが、今回は簡潔に説明するために省略しています。

この為替レートは24時間刻々と変動しています。

つまり、この記事をお読みいただいているまさにこの時間にも為替レートは動いているわけです。

為替レートは常に変動するものであることは(多くの方がご存知でしょうが)覚えておいてくださいね。

また、為替レートが変動する要因についてですが、これをいきなり一から解説しようとすると、「難しいから理解できなくてもいいや・・・」となってしまう方が多いと思いますので、ここでは単純に日本と通貨交換先の国等の経済や政治の情勢などによって変動する程度に理解しておいていただければ良いでしょう。

 

「円安」と「円高」って一体どういうこと?

「円安」と「円高」とは、為替レートが変動している中で、ある時点と比較した時に用いられる表現です。

どういうことかというと、たとえば昨日のドル円の為替レートをわかりやすく「1ドル=100円」だったとして、今日のドル円の為替レートが「1ドル=110円」になったとしたら、「(昨日と比較して今日の為替レートは)10円の円安」と表現することになります。

これに対して、今日の為替が「1ドル=95円になったとしたら、「(昨日と比較して今日の為替レートは)5円の円高」と表現することになります。

この「円安」「円高」が感覚的に掴みづらいところがある一番の原因は、上記の例でいうと「1ドル=100円」の時と比較して、「1ドル=110円」となった場合が単純に差し引き10円高くなっているのに「円安」と表現し、一方で、「1ドル=95円」となった場合が単純に差し引き5円安くなっているのに「円高」と表現するからでしょう。

その結果、「どっちが円安で、どっちが円高だったっけ?あー、わかんない・・・」となってしまう方が非常に多いのだと思います。

ここでつまづいて為替のことを学ぶのをやめてしまう方が本当に多いですね。

この「円安」「円高」をすっと理解しやすくするために、今日からは以下のように考えてみましょう。

「円安」「円高」は値段に対する表現ではなく、価値に対する表現である。

「ん?何言っているのか余計わからないよ・・・」

そうですね。いきなりこんなことをいわれても何言っているかわからないですよね。申し訳ありません。

要するに、「円安」「円高」というのは、「円の価値が低い」「円の価値が高い」ということを表す表現方法だということです。

詳しくお話していきましょう。

ここに1ドルがほしい日本人の方がいたとします。

昨夜TVのニュースを聞いたら「1ドル=100円」と言っていたので、1ドルを手にいれるために今日100円を通貨交換所に持って行きました。

そうしたら、今日は(昨日に比べて)円安になっていて、1ドル=110円でないと交換できなくなってしまいました。

1ドルに対して110円も払わなければならなくなってしまったのです。

1ドルが100円から110円になったということは、円の価値がドルの価値に対して相対的に低くなったということです。

100円では1ドルが手に入らなくなった、つまり円の価値が低くなってしまったから、昨日よりも10円も多く円を支払わなければならないのです。

別の見方で考えていきましょう。

1ドルを持っているマイケルくんが通貨交換所に行きました。

昨日は1ドル=100円の為替レートでしたが、今日は1ドル=110円でした。

すると、昨日に比べて今日は持っている1ドルで100円から110円へと10円も多く手に入るわけですから、ドルの価値が高くなり、円の価値が低くなったといえるわけです。

ここでもう一ついえるのは、「円安」「円高」は昨日今日といったような時系列で相対的に円の価値が下がった上がったということでもありますが、その一方で、「円安」=「ドル高」「円高」=「ドル安」といったように二通貨が天秤に乗せられたように片方の価値が上がるともう片方の価値が下がるということでもあるということです。

ここまでで、細かい部分は置いておいて、ざっくりとではありますが、外国為替、「円安」と「円高」についての理解は十分かと思います。

 

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