お金を貯める、増やす方法やコツを学びたい、資産形成の方法を知って実践したいという方が増えています。当サイトでも様々な角度からお金を貯める、増やす方法やコツ、また資産形成の実践方法について日々お伝えしています。しかし、すべての方が順調に資産形成できているかといえば、そうとは言い切れないのではないでしょうか?そこで、今回はお金を貯める方法やコツ、また資産形成の実践方法を学ぶにあたっての準備についてお話していきます。
お金を貯める、増やす方法を学ぶ前に絶対に必要なのは・・・
お金を貯める、増やす方法やコツ、また資産形成の実践方法といっても、あくまでも方法論に過ぎません。
ここで、あえて方法論に過ぎないと言い切ってしまったのは、それ以前に絶対に必要なものがあるからです。
それは、端的にいってしまえば、「目的」です。
「そんなの言われなくてもわかっているよ」と思われた方もいらっしゃるでしょう。
ただ、この「目的」を「目標」と同一視してしまっている方が少なくありません。
これが、すべての失敗の元です。
それでは、「目的」と「目標」とは、どこがどう違うのでしょうか?
資産形成の方法を知る前に必要な「目的」とは「目標」とどこが違うのか?
まず、「目標」と「目的」、それぞれについて説明します。
「目標」とは
「目標」とは、達成するべき数量や状態のことをいいます。
「目的」とは
「目的」とは、目標に”意味”を含んだもののことをいいます。
この定義付けの説明だけではちょっとよくわからないですね。
そこで一つ有名な寓話をたとえとして解説していきましょう。
とある町の建築現場で3人の男性がレンガを積んでいました。
そこを通りかかった人がこの3人の男性に向かって1人ずつ同じ質問をしました。
「あなたはそこで何をしているのですか?」と。
1人めの男性は「レンガを積んでいるんだ」と答えました。
2人めの男性は「食うために働いているのさ」と答えました。
3人めの男性は「何十年、何百年後にも残る町の大聖堂を造っているんだよ!」と答えました。
この時に3人の男性の「目標」はまったく同じです。
つまり、「1日○個のレンガを積み上げて、〜日までに仕上げる」と。
しかし、この3人の男性の「目的」は三者三様まったく違います。
1人めの男性は、「目標」である「1日○個のレンガを積み上げて、〜日までに仕上げる」ことに何の意味も見出していませんので、”「目的」がありません”。
2人めの男性は、「食うために」と言っていますから、「目的」は”生活費を稼ぐため”です。
3人めの男性は、「何十年、何百年後にも残る町の大聖堂を造っている」と言っていますから、「目的」は”後世に残る建設事業に加わるため”となります。
いかがでしょうか?
この寓話については様々な捉え方があるかと思います。
おそらく「3人めの男性は立派。それに引き換え1人めと2人めは志が低いな」と感じた方も多いでしょう。
ただ、私がここで問題にしたいのは、1人めの男性に「目的」がないことです。
志が高いか低いかは別にして、2人めの男性と3人めの男性には”目標+意味”という「目的」がしっかりとあります。
そして、「目的」さえしっかりと見据えていれば、それを達成するための持続性があるということになります。
それが、たとえ単に”生活費を稼ぐため”というものであったとしてもです。
ここで、資産形成の「目的」に話を戻しましょう。
「10年間で1000万円を貯める!」
これは、「目的」と「目標」、どちらでしょうか?
もちろん「目標」ですよね。
そう考えると、以前の記事(※)でお伝えした「お金持ちになりたければ、具体的にどうなりたいというイメージと期限、金額といった目標を持ちましょう」というお話も、まだ足りないものであるということになります。
※ 「お金持ちになりたい!」と思ってもお金持ちになれないのはなぜ?を参照のこと。
もちろん「お金持ちになりたい!」ということそれ自体に何らかの意味をご自身で持てるのであればそれでも構いません。
ただ、「お金持ちになりたい!」だけでは、ご自身で腹落ちするだけの意味でないのであれば、さらに突っ込んで「自分はなぜお金持ちになりたいのか?」を問うてみましょう。
ここから先は皆さんそれぞれ、これまでどのような人生を歩んできて、そしてこれからどのような人生を歩んでいきたいかに関わるところですので、ぜひご自身で考えてみてください。
とにかく一つ確実にいえることは、「目標」にご自身で納得できる”意味”を持たせて「目的」を持つことこそ持続性を生み、資産形成の方法を知って実践するための準備段階として必要不可欠だということです。
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