わからないものは何かと口コミでおすすめされているものに手を出しがちです。これは生命保険にも当てはまります。しかしちょっと待ってください。その保険は本当にあなたの目的に合ったものでしょうか?そこで今回は皆さんが口コミに惑わされることなくご自身の目的に合った生命保険に加入するためのヒントとして種類別の徹底比較をしていきます。
正しく比較するために定期保険の特徴を知ろう!
生命保険には「定期保険」・「養老保険」・「終身保険」の3種類あります。
それでは、みなさんはこの3種類の中からご自身やご家族のために正しく比較して最適な保険を選び出すことができるでしょうか?
おそらく今のままではできないとお答えになる方が大半でしょう。
「正しく比較して最適な保険を選び出す」ために、各々の生命保険の特徴について一つずつ丁寧に説明していきます。
定期保険は少ない保険料で大きな保障が得られるのが特徴!
みなさんが「保険」と聞いた時に一番イメージするのが、この「定期保険」だと思います。
定期保険を例えるなら電車の定期券をイメージするとわかりやすいと思います。
いつからいつまでという期間があり、期間を過ぎてしまったらもう電車に乗れないのと同じで、定期保険も保障の期間があり、期間が過ぎてしまったら保障が無くなってしまいます。
個人で加入する場合は掛け捨て(解約返戻金が貯まらないor貯まったとしても極僅か)の定期保険がほとんどです。
「万が一」が起きなかった場合(万が一が起きない方が幸せな人生ということですが)には支払った保険料が戻って来ない分、少ない保険料で大きな保障を得ることができます。
月々の保険料を抑えて、保障をしっかりと確保したい方に向いているといえます。
これは「掛け捨て型で有期型」の特徴と言い換えることもできます。
定期保険 注意しなければならないポイント
ここで気をつけなければならないポイントは「期間がいつまでなのか」という点です。
期間が1年間のものもありますし、5年間とか10年間のものもあります。
65歳までと年齢で決まっているものもあれば、定期保険と呼ぶにも関わらず100歳までというタイプもあります。
保険に入る際には、ご自分にとって保障が必要な時期までしっかりと保障される保険を選ぶ必要がありますので、「期間がいつまでなのか」という点が定期保険に加入する際の大事なポイントです。
さらに、なぜ期間が重要なのかというと、定期保険は期間満了後に「更新」が来るタイプが多いからです。
「更新」というのは、同条件もしくは保障内容を下げて次の期間も継続するということです。
例えば、10年定期なら30歳で加入して9年経過すると「更新」のお知らせが届きます。
40歳からの10年間50歳まで継続したい方は「更新」をしてください、というお知らせです。
この際に、「更新します」という選択肢にチェックを入れて返信用封筒で返信すれば、更新は完了です。
ここまででは「更新」ができるなら期間の延長ができるようなものなんだから、定期保険で問題ないじゃないかと思われると思います。
しかし、一定の年齢に達すると更新ができなくなるものも多く、更新ができたとしても更新時に保険料が跳ね上がるということを覚えておかなくてはなりません。
つまり、更新のタイミングの確認と更新をした後に保険料がいくらになるのかを確認してから定期保険は選ばなければならないのです。
月々1万円の保険料が1度目の更新で月々2万円程度に、2度目の更新で月々4万円程度になるなんてことも多いです。
「最初に保険に入った時には月々の保険料が安かったから選んだけど、こんなに高くなるなんて知らなかった・・・」とおっしゃって、ご相談にお越しいただく方も多くいらっしゃいます。
保険は今の保険料の金額ではなく、一生涯でトータルいくら払うことになるのかをしっかりと把握してから選ぶことが重要なのです。
保障と貯蓄どっちも必要なら養老保険がおすすめ!
養老保険は端的にいえば、定まった期間の保障と貯蓄のバランスを取りたい方におすすめの保険です。
期間の定めがあって保険料が貯まるタイプなので、「貯蓄型で有期型」といえます。
養老保険の特徴はこの3つ!
具体的に養老保険の特徴を表すと以下のとおりになります。
1. 満期を迎えた時に満期保険金を受け取れる(生存時)
2. 満期までに万が一のことがあれば死亡保険金を受け取れる(死亡時)
3. 上記2点の生存・死亡時どちらに該当しても同じ保険金額が受け取れる
つまり、養老保険は生きていても亡くなられてもどちらにしても保険金が受け取れる保険なのです。
貯蓄型の保険といえど短期で解約した場合はそれまでに支払った保険料の満額は戻ってきませんが、しっかりと満期まで支払いを貫徹することができれば基本的には支払った保険料以上に増えて戻ってきます。
そういう意味では、満期まで支払いを継続できるプランで加入すれば養老保険に加入したことが無駄になることはないといえます。
ここは注意!満期でも保険料が満額戻ってこない場合
一つ注意していただきたいこととしては、この養老保険に特約を付加してしまうと支払った保険料が満額戻ってこないことがあるということです。
特約を付加すると、その特約にかかる保険料部分は掛け捨てとなっていることが多いからです。
養老保険の加入時に保障をさらに充実させるために特約を付加するならば問題ありませんが、純粋に資産形成の一環として貯蓄をするために養老保険に加入する場合は特約を付加しないノーマル(主契約のみ)で加入を検討されることをおすすめします!
一生涯の保障だけじゃない!?終身保険のメリットとは?
終身保険は読んで字のごとく、一生涯の保障を得られます。
これはよく知られた終身保険のメリットですよね。
人はいつまで生きることができるのか誰にもわかりません。
定期保険と養老保険は「有期型」ですので、長生きした場合には保障期間を過ぎてしまうおそれがありますが、終身保険は何歳になっても保障がありますのでご家族に確実にお金を残すことができます。
一生涯の保障だけでなく、「運用の満期を自分で決めることができる」保険
さらに「貯蓄型」の終身保険は解約するまでいつまででも解約返戻金が増え続けるという大きな魅力もあります。
当たり前ですが、終身保険には「満期」というものがありません。
保険料の支払いは「60歳まで」といった支払い期限がありますが、終身保険自体に「満期」というものはないのです。
極論をいえば、お亡くなりになる日が「満期」であるといえなくもないですが、保険会社が定めている「満期」というものはありません。
ですから、ご自身で「解約します!」と申請する日まで解約返戻金は増え続けるということになります。
これは終身保険の一生涯の保障と双璧をなす大きなメリットであり、ある意味ではご自身で「満期」を決めることができる貯蓄型の保険であると言い換えることができます。
定期保険と養老保険の場合は、契約時にあらかじめ決めた満期日がやってきたら、「今はお金はいらないからもう少し運用してほしい」と思っても、強制的にお金が戻ってきてしまいます。
そこで仕方なく再度保険に入ろうと思っても、現在からは数十年経っている時の健康状態では再度保険に入れるかどうかはわかりません。
長期的かつ安定的に貯蓄していこうと思う方は、「貯蓄型で終身型」の保険をお選びになることをおすすめします。
「掛け捨て型で終身型」の保険について
ここで簡単にではありますが、掛け捨て型の終身保険についても触れておきましょう。
掛け捨て型の終身保険は、解約返戻金はないが支払い期限までしっかりと保険料を払い込めば、その後は一生涯保障が得られる保険です。
具体例としては、30歳から60歳まで保険料を支払えば61歳以降死ぬまで保障はあるけれども、支払った保険料は1円も貯まっていないということです。
終身医療保険や終身ガン保険がこれに該当します。
いかがでしたか?
ここまで定期保険・養老保険・終身保険といった生命保険の種類別に比較をしてきました。
このお話をヒントにぜひご自身に合った保険を検討していただければと思います。
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