20代〜40代の皆さんは今日現在どのくらい貯蓄しているでしょうか?ある調査によると20代の6割、30・40代の4割が貯蓄を全くしていないそうです。こうした方たちは貯蓄をあえてしていないのか?それともしたくてもできていないのか?今回はこれについて探りつつ、資産形成を今日から始める意味について考えていきましょう。
貯蓄なし世帯の割合は上昇傾向。世代別では20代がダントツ!
まずは直近9年間、2007〜2015年の貯蓄あり世帯と貯蓄なし世帯の割合の推移について見ていきましょう。
貯蓄あり世帯と貯蓄なし世帯の割合(2007〜2015年)
金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査」[単身世帯調査](2015年)を基に作成
注:図中の「貯蓄」とは本調査の「金融資産」を意味するものとし、「定期生預金・普通預金等の区分にかかわらず、運用の為または将来に備えて蓄えている部分とする。ただし、商・工業や農・林・漁業の事業のために保有している金融資産や、土地・住宅・貴金属等の実物資産、現金、預貯金で日常的な出し入れ・引落しに備えている部分は除く」と調査票に表記されたものを指す。
上図をご覧いただくと2007〜2009年の3年間は単身世帯全体の約7割が貯蓄あり世帯、約3割が貯蓄なし世帯となっており、貯蓄あり世帯が貯蓄なし世帯の2倍以上ありました。
それが2010年以降、徐々に貯蓄あり世帯の割合が低下する一方、貯蓄なし世帯の割合が上昇し、2015年には両者が五分五分といえるまで近づいています。
このように貯蓄なし世帯の割合の上昇傾向(貯蓄あり世帯の割合の低下傾向)が顕著なのがお分かりいただけるかと思います。
それではこの貯蓄あり世帯の割合と貯蓄なし世帯の割合を世代別で見るとどのようになっているのでしょうか?
ここでは2015年における20〜60代の各世代の貯蓄あり世帯の割合と貯蓄なし世帯の割合を見ていきましょう。
世代別貯蓄あり世帯と貯蓄なし世帯の割合(2015年)
金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査」[単身世帯調査](2015年)を基に作成
注:図中の「貯蓄」とは本調査の「金融資産」を意味するものとし、「定期生預金・普通預金等の区分にかかわらず、運用の為または将来に備えて蓄えている部分とする。ただし、商・工業や農・林・漁業の事業のために保有している金融資産や、土地・住宅・貴金属等の実物資産、現金、預貯金で日常的な出し入れ・引落しに備えている部分は除く」と調査票に表記されたものを指す。
20代の貯蓄なし世帯の割合が62.6% と際立って高いことが見て取れます。
これは30〜60代の貯蓄なし世帯の割合が単身世帯全体の貯蓄なし世帯の割合である47.6%を下回る水準であることから、20代の貯蓄なし世帯の割合が単身世帯全体の貯蓄なし世帯の割合を引き上げているとさえいえるほどです。
また20〜60代で世代を追うごとに貯蓄なし世代の割合が低下しています。
これは裏を返すと20代はもちろん、30・40代といった相対的に若い世代の貯蓄なし世帯の割合が高いということです。
あえて貯蓄をしないのか?それとも貯蓄をしたくてもできていないのか?
ここまでで直近貯蓄なし世帯の割合が上昇傾向にあり、とくに20代をはじめ30・40代といった若い世代の貯蓄なし世帯の割合が高いことをお伝えしました。
それでは、こういった貯蓄なし世帯の方たちはなぜ貯蓄をしないのでしょうか?
あえて貯蓄をしないのか?
それとも貯蓄をしたくてもできていないのか?
これを探る手がかりとして、こうした方たちが老後の生活に対して心配しているか、それとも心配していないかについて見ていきましょう。
「老後の生活への心配」している?していない?
金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査」[単身世帯調査](2015年)を基に作成
上図をご覧いただければ一目瞭然ですが、実に84.4%(「非常に心配」48.8%+「多少心配」35.6%)、単身世帯全体の8割超が老後の生活を心配しているという結果になっています。
ここでさらに突っ込んで見ておきたいのは、老後の生活をなぜ心配しているのかということです。
以下に老後の生活を心配する理由のうち上位4つを示しておきます。
老後の生活を心配する理由
金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査」[単身世帯調査](2015年)を基に作成
注:本調査は複数回答可としている。
上から順に「十分な金融資産がないから」(72.2%)、「年金や保険が十分ではないから」(56.8%)、「現在の生活にゆとりがなく、老後に備えて準備していないから」(29.2%)、「生活の見通しが立たないほど物価が上昇することがあり得ると考えられるから」(23.4%)という結果になっています。
上位3つは現在から将来にわたっての金銭的不足、残り1つは保有資産の価値の希薄化を懸念してのものといえるでしょう。
これらの結果から貯蓄がない、あるいは不足していることによって非常に多くの方が老後の生活への不安を抱えていることがお分かりいただけるかと思います。
つまり、貯蓄なし世帯のほとんどはあえて貯蓄をしていないのではなく、貯蓄をしたくてもできていないということになります。
それではこの貯蓄をしたくてもできていない状態を脱するにはどのようにすれば良いのでしょうか?
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