資産運用

【おすすめ】ライフワークとしての資産形成と資産運用

 

 

日本国内でもようやく資産形成や資産運用、投資に対して徐々に意識が向くようになってきたと感じています。ただ、その一方でこれらは何をどうすればいいかわからないと捉えられがちなのもたしか。そこでここでは初心者向けに資産形成と資産運用の基本的な考え方、おすすめの方法についてまとめました。ぜひご参考の上実践にお役立てください。

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【おすすめ】ライフワークとしての資産形成と資産運用
「資産形成や資産運用なんて不要!」の嘘

 

「資産形成や資産運用は不要」といわれることがあります。曰く「まず現在が大事。先のことを考えても仕方ない」とのことです。これはとくに初心者の方が惑わされやすい言葉ですが、少なくとも日本の年金制度の現状などから老後の生活を見渡すと大半の方にとっておすすめできる考え方ではありません。詳しく見ていきましょう。

 

日本人は資産形成や資産運用に無関心?

まずは以下の図をご覧ください。

 

家計の金融資産構成(日本・米国・ユーロエリア)

日本銀行調査統計局「資金循環の日米欧比較」(2016年12月22日)を基に作成

注:日本は2016年末、ユーロエリアは6月末現在

 

上図は日米欧の家計金融資産の内訳を比較したものです。

これを見ると日本は欧米と比べて現預金の割合が非常に大きい一方、株式や債券、投資信託の割合が極端に小さいことが一目瞭然ですね。

これの主な原因の一つとして日本は家計金融資産の約7割を60代以上の高齢者層が占めているということが挙げられます。

60代以上の高齢者層の方たちは資産形成が既に十分できている世帯が少なくないのに加え、年齢が高くなるにつれて保守的になりやすいという性向も相俟って、株式や債券、投資信託でリスクを負わずに現預金で保有する傾向があるといえるでしょう。

それでは日本国内で相対的に金融資産を保有していない20〜40代の若年層は株式や債券、投資信託を保有、あるいは保有したいと考えて資産形成や資産運用のために積極的な投資姿勢を持っているのでしょうか?

どうやらそれは違うようです。

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【おすすめ】ライフワークとしての資産形成と資産運用
初心者におすすめの”はじめの一歩”って何?

 

「資産形成や資産運用を始めるにあたってまず何か準備が必要でしょうか?」多くの初心者の方たちから寄せられるご質問です。これに対して決まって「一つだけ準備しておくことをおすすめしています。資産形成や資産運用を円滑に行うためには必要不可欠なものです」とお答えしています。それは一体何かについてここではお話していきましょう。

 

資産形成と資産運用はライフワークだからこそ初心者は・・・

まず以下の図をご覧ください。

 

資産形成と資産運用の基本的な考え方

 

上図は資産形成と資産運用の基本的な考え方をイメージとして表したものです。

0(ゼロ)から資産をつくっていく資産形成にしても、既にある資産を増やしていく資産運用にしても、「一生をかけてする仕事(ライフワーク)」といえます。

それは好むと好まざるとに関わらずお金の問題は一生ついて回るからです。

人生90年時代に差し掛かった現在、何歳から始めるにしてもその生涯を終えるまでと考えれば、10年、20年、30年、・・・と長期間、実践していくことになります。

また、資産形成や資産運用の実践とは決して難しいものではありませんが、地味で地道な作業の繰り返しです。

あたかも果てしなく続く階段を一歩ずつ上っていくようなものと言えばイメージしやすいかもしれません。

このように資産形成や資産運用には根気が必要不可欠です。

根気よく続けるということはモチベーションを維持し続けることに他なりません。

それではモチベーション維持の秘訣はどこにあるのでしょうか?

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【おすすめ】ライフワークとしての資産形成と資産運用
常に頭に入れておきたい初心者向けの目安とは?

 

資産形成、資産運用が必要不可欠な時代になりました。資産形成と資産運用はとくに老後資金を目的とするにあたってライフワークとすべきものです。それではライフワークとしての資産形成と資産運用とはどのようなものでしょうか?ここでは初心者の方がイメージしやすいように年代ごとのおすすめの目安についてお話していきます。

 

ライフワークとしての資産形成と資産運用

ここではまず資産形成と資産運用の違いについておさらいしておきましょう。

 

資産形成と資産運用の違い

 

資産形成とは「現在資産がほとんど無い状態の方」が0から1→2→3→4→・・・と資産を着実に増加させていこうとすることです。

資産運用の前段階といえるもので具体的には最低1000万円の金融資産をつくるまでは資産形成の段階といえます。

一方、資産運用とは「既に形成された資産がある方」が金融資産や不動産資産への投資を通じてさらなる利益を求めたり減らさないように資産を利用することです。

ここでいう”既に形成された資産”というのは1000万円以上の金融資産を指します。

そして資産運用では10ある資産を資産Aに3、資産Bに3、資産Cに2、資産Dに1、資産Eに1といったように適切な配分を考えポートフォリオを組むことになります。

そうすると20代〜40代を中心に現在の保有金融資産が1000万円に満たない方は資産運用の前に資産形成に取り組む必要のあることがお分かりいただけるかと思います。

つまり、まず資産形成に注力した上で年代を追って徐々に資産運用にシフトしていく必要があるということです。

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【おすすめ】ライフワークとしての資産形成と資産運用
0円から100万円、100万円から1000万円、そして資産1億円へ!

 

ここまでライフワークとしての資産形成と資産運用の一連の流れをお伝えしました。ただ「まだイメージしづらい」という方もいらっしゃるかもしれません。そこでここからはある初心者の方からいただいた実際の相談を基に老後資金のための資産形成と資産運用について具体的に見ていきましょう。

 

相談に訪れた資産運用初心者(30歳男性)の相談内容について考える!

ある日、弊社主催のセミナーを受講した後に「後日個別に相談したいことがあります。」とおっしゃっていた30歳男性の方がご来社されました。

彼が”個別に相談したい”とおっしゃっていた相談内容はこうです。

「先日のセミナーをお聞きしただけでなく、資産形成.comをはじめ色々なサイトや本などで自分なりに調べたりしましたが、やはり老後資金を今のうちから地道に準備しておくことが大事だと思いました。現在は収入の一部をコツコツ貯めた100万円を銀行の普通預金に置いています。どうせならお金に不自由することのない老後生活を送りたいので、会社を定年になる60歳までに1億円の資産をつくりたいと考えています。どのようにしていったらいいでしょうか?」

このように彼は前々回にお話した初心者の方が事前に準備しておくべき資産形成、資産運用の目的や目標を既に具体的にお持ちでした。

そこでもう少し詳しく現在の状況を知りたいとお伝えしてヒアリングした内容が以下のとおりです。

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【おすすめ】ライフワークとしての資産形成と資産運用
これがおすすめ!これから投資すべき金融商品選びのコツとは?

 

ここまでは実際の相談を基に老後資金のための資産形成と資産運用について大枠の方法を見ていきました。ここで提示した運用利回りを達成するためにはどの種類の金融商品を中心に投資するかを決めることが重要です。そこでここからはおすすめの金融商品の種類について考えていきましょう。

 

初心者が押さえておくべき投資の原則、おすすめの金融商品選びのコツとは?

まず初心者の方に必ず押さえておいていただきたい投資の原則が2つあります。

1つは「価格が安い時に買って高い時に売る」ということです。

 

投資の原則1:価格が安い時に買って高い時に売る

 

上図にあるように投資対象として選んだ金融商品を価格が安い時に買って高い時に売れば利益を享受することができます。

ただ、当たり前といえば当たり前の話で頭では誰しもすぐに理解できることですが、投資の実践においては必ずしも誰もがこの原則にある通りにできているわけではありません。

むしろこの原則とは逆をやってしまっていることのほうが多いくらいかもしれませんね。

この原則の逆とはその金融商品を価格が高い時に買って安い時に売ってしまい損失を被るということです。

なぜでしょうか?

それはその金融商品のどの水準の価格が高いか安いか、またいつ価格が上昇するか下落するかという将来のことは誰にもわからないからです。

先を読む投資の世界では絶対というものはありません。

ただ、そうはいってもできるだけ逆をやらずにこの原則通りに投資を実践することはできます。

そのために押さえておく必要があるのがもう1つの投資の原則である「わからないものには投資しない」ということです。

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【おすすめ】ライフワークとしての資産形成と資産運用
資産形成や資産運用、投資について誰かに相談する前に

 

初心者の多くにとって「資産形成や資産運用を自分だけでやるのは不安なので信頼のおけるプロに相談したい」一方で「でもなるべくコストはかけたくない」というのが正直なところかと思います。そこでここでは資産形成と資産運用の相談をする際のコストについておすすめの考え方、また相談に至るまでの流れをお話していきます。

 

初心者におすすめする資産形成と資産運用のコストについての考え方とは?

まずは資産形成と資産運用にかかるコストについてお話していきましょう。

通常だとこの手のお話になると株式の売買手数料や投資信託の販売手数料、信託報酬等々といったように細分化して見ていくことになりますがここではそうしたことはしません。

上記のような手数料、また値上がり益(譲渡益)や利金・配当金、分配金等にかかる税金を一まとめにして「目に見えるコスト」、一方で資産形成と資産運用に費やす時間や労力といったものを「目に見えないコスト」とします。

 

資産形成と資産運用の2つのコスト

 

その上で以下のように目に見えるコストと目に見えないコスト、それぞれの高低を組み合わせて4つのパターンを考えていきます。

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【おすすめ】ライフワークとしての資産形成と資産運用
初心者におすすめの資産形成方法”積立投資”って何?

 

資産運用の前段階に当たる資産形成を実践するにあたって積立投資は初心者の方にとって主軸に据えるべき方法です。積立投資というと定額積立投資(ドルコスト平均法)を思い浮かべる方が大半かと思います。しかしそれ以外におすすめの方法はないのでしょうか?ここではこれについてシミュレーション比較しつつお話していきます。

 

資産運用の前段階の資産形成では積立投資が基本!

冒頭でお伝えした通り資産運用の前段階である資産形成を実践するにあたって積立投資は初心者の方にとって主軸に据えるべき方法です。

資産形成は毎月の収支差額を安定的に黒字化した上でその黒字分を使ってお金がお金を生む仕組みを作ることによってはじめて成果が期待できます。

このお金がお金を生む仕組みというのが積立投資というわけです。

それではまず積立投資の中でも代表格ともいえる定額積立投資(ドルコスト平均法)についてお話していきましょう。

定額積立投資(ドルコスト平均法)とは株式や投資信託等の金融商品を一度に全額購入せずに毎月など定期的に一定の金額を継続して購入する投資方法のことです。

「定期的」・「一定の金額」・「継続して」という3つのポイントを押さえる必要があります。

この投資方法は投資対象に選んだ株式や投資信託等の金融商品の価格が高い時には少ない数量(株数や口数)を、価格が高い時には多くの数量(株数や口数)を購入することに自動的になりますので、とくに相場が大きく上下動するような場合には平均購入価格を低く抑えることができるというメリットがあります。

ここからは一つ例を出して説明していきます。

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【おすすめ】ライフワークとしての資産形成と資産運用
資産運用の成否はポートフォリオの作り方で決まる!

 

積立投資等で1000万円以上の資産形成ができた方は資産形成と並行して資産運用を実践する段階に入ります。資産運用を行うにあたってはバランスの取れたポートフォリオ作りが欠かせません。そこでここではバランスの取れたポートフォリオ作りのための最適な資産割合など基本的な考え方についてお話していきます。

 

バランスの取れたポートフォリオ作りのためにまず行うべきこととは?

資産運用の実践でバランスの取れたポートフォリオ作りにあたってまず行う必要があるのはリスク資産と無リスク資産の割合を考えることです。

ここでリスク資産と無リスク資産とはどういうものかといえば以下の通りになります。

 

リスク資産と無リスク資産

 

これらの割合を考えるとは要するに現時点の資産全体の内訳として元本変動リスクを取りつつ増やすことを目指して積極運用する部分(リスク資産)と元本確保を目指して安定運用する部分(無リスク資産)にどのように分けるかを決めるということです。

それではリスク資産と無リスク資産の割合はどのように決めれば良いのでしょうか?

これは皆さんそれぞれに置かれている家族状況、毎月の収入と支出、資産と負債などによってどの程度リスクを許容できるかというのは異なりますから、正直にいってしまえば人それぞれといえます。

ただ、そうはいっても目安となる割合を知りたいという方が多いかと思います。

そこで老後資金を目的としたライフワークとしての資産形成と資産運用を行う場合で考えてみましょう。

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【おすすめ】ライフワークとしての資産形成と資産運用
初心者向けリスク資産ポートフォリオ運用の考え方とは?

 

ここまで資産運用のポートフォリオの作り方としてまず年代別のリスク資産と無リスク資産の割合について目安をお伝えし、次いでリスク資産のポートフォリオの考え方についてご説明しました。ここからは株式投資を中心としたリスク資産のポートフォリオ運用の一例を簡単にシミュレーションしつつご紹介していきます。

 

初心者におすすめ!ETFを利用したリスク資産のポートフォリオ運用

リスク資産のポートフォリオの考え方、作り方というのは様々あります。

ここでは冒頭にお伝えした通り株式投資を中心としたリスク資産のポートフォリオ運用に限定してお話していきます。

まず株式投資を中心としたリスク資産のポートフォリオの作り方として初心者の方におすすめする簡便なものはETFを利用する方法があります。

リスク資産のポートフォリオ構築にあたってはできる限りリスク(不確実性)を抑えてご自身が望むリターンを実現する確度を高めるよう効率的な組み合わせを考えることが重要です。

ただ、効率的な組み合わせを考えると一口に言ってもそう簡単なことではありません。

とくにいきなり初心者の方が個別株を一つずつ精査していくのはなかなか実践に踏み切れずに中途で挫折してしまう可能性が高いでしょう。

そこで初心者の方が実践に踏み切るハードルをできるだけ下げるために最初はETFを利用して市場平均のリターンを目指すのが穏当な方法かと思います。

ここでETFを利用したリスク資産ポートフォリオの一例をご紹介します。

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【おすすめ】ライフワークとしての資産形成と資産運用
自分に合った働き方、資産形成と資産運用の方法を考えよう!

 

これまで初心者の方がとくに老後資金の確保を目的とした資産形成や資産運用を行うにあたって基本となる考え方やおすすめの方法についてご説明してきました。ここではその一区切りとして皆さんそれぞれの働き方に着目したライフワークとしての資産形成と資産運用について実践の参考になることをお話していきます。

 

金融資産から見たライフワークとしての資産形成と資産運用

まずは以前の記事でご紹介した図を用いてライフワークとしての資産形成と資産運用のイメージについて簡単におさらいしていきましょう。

 

自己投資と資産形成、資産形成から資産運用、そして相続対策へ

 

上図左側の資産形成がライフワークとしての資産形成と資産運用の入り口にあたる部分です。

年代としては20〜30代の方が中心になりますが、まず収入を増やすための自己投資と支出を減らすための節約で収支差額を黒字にすることにより資産形成の源泉となる貯蓄をしていきます。

これと同時に貯蓄の一部を効率的に増やすために株式や投資信託等の金融商品に積立投資する、という一連の流れを繰り返し行っていくのが資産形成の基本です。

これによってある程度(金融資産1000万円以上)の資産形成ができたら、40〜50代の年代を中心として引き続き資産形成を行いつつ上図右側にある資産運用の実践の段階に移ります。

ここでは資産形成の段階で積立投資によって既にポートフォリオが組まれた状態が出発点になりますので、そのポートフォリオを見直し、近づきつつあるリタイア、老後生活に備えて積極運用から安定運用へ移行していくリバランスの作業を行うことになります。

そしてリタイアし現役世代から老後世代となる60代以降は安定運用中心の資産運用を行うことで老後資金の取り崩しによる資産残高の減少を緩やかに抑えつつ、次世代のために相続対策を早期に実践していきます。

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*目次

【第1回】「資産形成や資産運用なんて不要!」の嘘

【第2回】初心者におすすめの”はじめの一歩”って何?

【第3回】常に頭に入れておきたい初心者向けの目安とは?

【第4回】0円から100万円、100万円から1000万円、そして資産1億円へ!

【第5回】これがおすすめ!これから投資すべき金融商品選びのコツとは?

【第6回】資産形成や資産運用、投資について誰かに相談する前に

【第7回】初心者におすすめの資産形成方法”積立投資”って何?

【第8回】資産運用の成否はポートフォリオの作り方で決まる!

【第9回】初心者向けリスク資産ポートフォリオ運用の考え方とは?

【第10回】自分に合った働き方、資産形成と資産運用の方法を考えよう!

 

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