資産運用

2017年4-6月の日経平均株価と為替の推移、今後の予想

 

 

2017年も半年が経過しました。今回は前回(※1)に続き年頭に資産運用を考えるにあたっての参考としてお伝えした2017年の為替(ドル円)や日経平均株価の予想(※2)に対してこの4-6月が実際にどう推移してきたか検証します。これを行った上で今後について予想を修正すべきかどうかについても見ていきましょう。

※1 2017年1-3月の日経平均株価と為替の推移、今後の予想を参照のこと。

※2 2017年の日経平均株価と為替、円安株高予想は的中する?を参照のこと。

 

資産運用2017
2017年4-6月の為替(ドル円)は円高トレンド継続!この流れはまだ続くのか?

まずは為替(ドル円)から見ていきましょう。

冒頭でもご紹介した年頭の記事(2017年の日経平均株価と為替、円安株高予想は的中する?)では2017年の為替(ドル円)は2016年に続き円高トレンド継続、過去10年間の推移を踏まえて102-124円のレンジ、年末は110-115円、中央値113円と予想しました。

これに対して1-6月の値動きは以下の通りです。

 

為替(ドル円)チャート(日足、6ヵ月)

 

上図は直近半年間、2017年1-6月のドル円の日足チャートです。

1月3日に118.59円と円安のピークをつけて以降、1-3月は110-115円の5円幅のレンジで推移、その後4月に入って一時110円を突破し4月27日には108.11円、5月半ばにかけて114円台まで持ち直したものの、6月に再度110円を突破し6月14日に108.81円と上下に動きがありつつも円高トレンドを継続しています。

 

為替(ドル円)指数チャート(対前年末比)

 

上図は2016年12月30日のドル円レートを100とした場合の2017年1-6月各営業日のドル円レートの指数を表したものです。

こちらの方がよりすっきりした形で年頭以降の半年間にわたって大枠では円高トレンドを継続していることがお分かりいただけるでしょう。

それでは今後の為替(ドル円)レートはどのように推移していくと予想できるでしょうか?

 

アベノミクス以降の為替(ドル円)指数チャート

 

上図は安倍政権発足以降、2013〜2017年の各前年末のドル円レートを100とした場合の各年営業日のドル円レートの指数を表したものです。

大まかにいうと2013年は年を通して円安トレンド、2014年は秋口まで円高〜年末まで円安、2015年はほぼ横ばい圏、2016年は米大統領選(2016年11月8日)まで円高トレンドを継続〜年末まで円安といった経過を辿っています。

今年、2017年は半年間にわたって円高トレンドです。

今後が必ずしも2013〜2016年までの値動きと近似するとは限りませんが、仮にその可能性を探るとすれば真っ先に2013年は除外されます。

既にこの半年間は円高トレンドとなっていますから、通年で円安トレンドを描きようがありません。

そうすると目先は2014年や2016年のように円高トレンド継続か、あるいは2015年のようにほぼ横ばい圏に収束するために現時点よりやや円安に振れるかのどちらかということになります。

ざっくりとしたイメージでは前者の想定レンジが105-110円、後者の想定レンジが115-120円といったところでしょう。

先ほどお伝えしたように既に4月と6月に108円台、つまり105-110円のレンジに突入していることからすると、このまま流れに身を委ねる値動きとなれば前者と考えるのが自然です。

ただ、ここにきて米国が段階的な利上げとともに年内にFRBのB/S縮小に着手するというより一層の金融引き締めに向けて動いている一方、日本は相変わらず金融緩和継続していることからすると、円安方向にトレンド転換する可能性も十分にあり得ます。

これについてはとくに今後の米国の物価や雇用動向を注視しつつ、経過観察を続けていく必要があるでしょう。

 

資産運用2017
2017年4-6月の日経平均株価はボックス圏脱出!今後の値動きは?

続いて日経平均株価について見ていきましょう。

冒頭でご紹介した年頭の記事(2017年の日経平均株価と為替、円安株高予想は的中する?)では2017年の日経平均株価は2016年に続き上昇トレンドを継続、過去10年間の推移を踏まえて15,300-22,900円のレンジ、年末は19,000-20,000円のレンジ、中央値19,500円と予想しました。

これに対してこの1-6月の値動きは以下の通りです。

 

日経平均株価チャート(日足、6ヵ月)

 

上図は直近半年間、2017年1-6月の日経平均株価の日足チャートです。

1-3月は1月18日に18,650.33円と安値、3月2日に19,668.01円と高値をつけており、この高安をレンジの上限と下限としたボックス圏で推移しました。

4-6月は一旦1-3月のボックス圏を下放れし4月17日に18,224.68円と安値を更新した後、一転して上昇に転じ、5月のGW後に1-3月のボックス圏を上放れしてからは20,000円手前で一時もみ合ったものの、6月に入って20,000円を上抜け、6月20日には20,318.11円まで上昇しています。

 

日経平均株価指数チャート(対前年末比)

 

上図は2016年12月30日の日経平均株価終値を100とした場合の2017年1-6月各営業日の日経平均株価終値の指数を表したものです。

こちらをご覧いただくと先ほどの説明がより明瞭にお分かりいただけるかと思います。

それでは今後の日経平均株価はどのように推移していくと予想できるでしょうか?

 

アベノミクス以降の日経平均株価指数チャート

 

上図は安倍政権発足以降、2013〜2017年の各前年末の日経平均株価終値を100とした場合の各年営業日の日経平均株価終値の指数を表したものです。

1-3月については2017年だけがほぼ横ばいでの推移となっていますが、4-6月はボックス圏から一旦下放れた後一気に上抜けましたので、やや2015年の値動きに近づいてきているようにも見えます。

直近の日経平均株価構成銘柄のEPS(1株当たり純利益)は約1,400円(2015年6月時点で1,250〜1,300円)と企業業績が上向いている一方、PERは14倍前半(2015年6月時点で16倍台)と割安な水準にあります。

これが仮に穏当な線でPERが15倍まで上昇すると日経平均株価は21,000円(=EPS1,400円×PER15倍)、またPER16倍まで上昇すると日経平均株価は22,400円(=EPS1,400円×PER16倍)と算出できます。

ただし、目先はドル円の為替動向、また需給環境から下げに転じる場面も想定できますから、そうすんなりと上記の水準まで行くかというと簡単ではないかもしれません。

現状から判断するに今年1年の大枠の相場想定はそのままとし、あくまでも日々「相場は相場に聞け」の姿勢で注意深く観察を続けつつ、余裕を持って買い場を見極めていきたいですね。

 

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