資産運用

2017年7-9月の日経平均株価と為替の推移、今後の予想

 

 

2017年も3/4が経過しました。今回は前々回(※1)、前回(※2)に続き年頭に資産運用を考えるにあたっての参考としてお伝えした2017年の為替(ドル円)や日経平均株価の予想(※3)に対してこの7-9月が実際にどう推移してきたか検証します。これを行った上で今後について予想を修正すべきかについても見ていきましょう。

※1 2017年1-3月の日経平均株価と為替の推移、今後の予想を参照のこと。

※2 2017年4-6月の日経平均株価と為替の推移、今後の予想を参照のこと。

※3 2017年の日経平均株価と為替、円安株高予想は的中する?を参照のこと。

注:本稿は2017年10月2日に作成されたものです。作成日以降の市況は考慮に入れておりませんので予めご了承ください。

 

資産運用2017
2017年7-9月の為替(ドル円)は引き続き円高トレンド!年末までこの流れは継続するか?

まずは為替(ドル円)から見ていきましょう。

冒頭でもご紹介した年頭の記事(2017年の日経平均株価と為替、円安株高予想は的中する?)では2017年の為替(ドル円)は2016年に引き続き円高トレンド継続、過去10年間の推移を踏まえて102-124円のレンジ、年末は110-115円、中央値113円と予想しました。

これに対して1-9月の値動きは以下の通りです。

 

為替(ドル円)チャート(日足、1年)

 

上図は直近1年間のドル円の日足チャートですが、ここでは2017年1-9月の値動きに注目してください。

今年に入ってすぐの1月3日に118.59円と円安のピークをつけて以降、1-3月は110-115円の5円幅のレンジで推移、4-6月は4月と6月に110円を突破、4月27日に108.11円、6月14日に108.81円まで円が買われました。

この間の5月半ばと7月に入ってから114円台まで持ち直す局面がありましたが、その後は再び円が買われ8月後半から9月上旬にかけて再度110円を突破、9月8日には4月の円高水準を超えて107.31円を付けており、上下に動きがありつつも円高トレンドを継続しています。

 

為替(ドル円)指数チャート(対前年末比)

 

上図は2016年12月30日のドル円レートを100とした場合の2017年1-9月各営業日のドル円レートの指数を表したものです。

こちらの方がよりすっきりした形で年頭以降の9ヵ月間にわたって大枠では円高トレンドを継続していることがお分かりいただけるでしょう。

それでは今後の為替(ドル円)レートはどのように推移していくと予想できるのでしょうか?

 

アベノミクス以降の為替(ドル円)指数チャート

 

上図は安倍政権発足以降、2013〜2017年の各前年末のドル円レートを100とした場合の各年営業日のドル円レートの指数を表したものです。

大まかにいうと2013年は年を通して円安トレンド、2014年は秋口まで円高〜年末まで円安、2015年はほぼ横ばい圏、2016年は米大統領選(2016年11月8日)まで円高トレンドを継続〜年末まで円安といった経過を辿っています。

今年、2017年は1-9月まで9ヵ月間にわたって円高トレンドです。

今後が必ずしも2013〜2016年までの値動きと近似するとは限りませんが、仮にその可能性を探るとすれば真っ先に2013年は除外されます。

既にこれまで円高トレンドが継続していますから、通年で円安トレンドを描きようがありません。

そうするとこれから年末にかけて2014年や2016年のように円安に転換するか、あるいは2015年のようにほぼ横ばい圏で推移していくかのどちらかということになります。

ざっくりとしたイメージでは前者の想定レンジが115-120円、後者の想定レンジが110-115円といったところでしょう。

年頭に想定した通りであれば後者です。

ただ、米国は10月からFRBのB/S縮小に着手することが決定し、現段階では年末に今年3回目の利上げの可能性が示唆されており、金融引き締めの構えを崩していません。

一方で、日本は相変わらず日銀が金融緩和継続の構えでいます。

この日米の金融政策の対比からすると、前者にあるように円安へトレンド転換する可能性も十分にあり得ます。

基本的には後者を想定しつつも、前者の可能性も考慮して経過観察を続けていく必要があるでしょう。

 

資産運用2017
2017年7-9月の日経平均株価は年初来高値更新!今後の値動きは?

続いて日経平均株価について見ていきましょう。

冒頭でご紹介した年頭の記事(2017年の日経平均株価と為替、円安株高予想は的中する?)では2017年の日経平均株価は2016年に続き上昇トレンドを継続、過去10年間の推移を踏まえて15,300-22,900円のレンジ、年末は19,000-20,000円のレンジ、中央値19,500円と予想しました。

これに対して1-9月の値動きは以下の通りです。

 

日経平均株価チャート(日足、1年)

 

上図は直近1年間の日経平均株価の日足チャートですが、ここでは2017年1-9月の値動きに注目してください。

1-3月は1月18日に安値18,650.33円、3月2日に高値19,668.01円と高値をつけており、この高安をレンジの上下限としたボックス圏で推移しました。

4-6月は一旦1-3月のボックス圏を下放れし4月17日に18,224.68円と安値を更新した後、一転して上昇に転じ、その後7月に入って以降9月上旬までは20,000円を挟んだ攻防に終始していましたが、9月末にかけて一段高となり、9月21日に20,481.27円をつけています。

 

日経平均株価指数チャート(対前年末比)

 

上図は2016年12月30日の日経平均株価終値を100とした場合の2017年1-9月各営業日の日経平均株価終値の指数を表したものです。

こちらをご覧いただくと先ほどの説明がより明瞭にお分かりいただけるかと思います。

それでは今後の日経平均株価はどのように推移していくと予想できるでしょうか?

 

アベノミクス以降の日経平均株価指数チャート

 

上図は安倍政権発足以降、2013〜2017年の各前年末の日経平均株価終値を100とした場合の各年営業日の日経平均株価終値の指数を表したものです。

1-3月については2017年だけがほぼ横ばいでの推移となっていますが、4-6月でボックス圏から下放れた後一気に上抜けましたので、7-9月で一時的に下落局面が生じた点も考慮すると、やや2015年の値動きに近似しているように見えます。

直近(2017年9月29日時点)の日経平均株価構成銘柄のEPS(1株当たり純利益)は約1,415円(高値をつけた2015年6月時点で1,250〜1,300円)と企業業績が上向いている一方、PERは約14.4倍(高値をつけた2015年6月時点で約16倍)と割安な水準にあります。

これが仮に穏当な線でPERが15倍まで上昇すると日経平均株価は21,225円(=EPS1,415円×PER15倍)、またPERが16倍まで上昇すると日経平均株価は22,640円(=EPS1,415円×PER16倍)と算出することができます。

目先のドル円の為替動向は先ほど申し上げたように横ばいあるいはやや円安方向に転換する可能性があり、また日本株の需給環境は直近改善していますので、上記の水準まですんなり行くかどうかはともかくとして、年末にかけてまだ上値余地はあると見ても良いでしょう。

現状から判断すると今年1年の大枠の相場想定(15,300-22,900円)はそのままとしますが、年末の19,000-20,000円のレンジ、中央値19,500円というのはやや弱気に過ぎたかもしれません。

ただ、目先は北朝鮮の暴発リスクなど東アジアの地政学リスクは高まっていますので、突発的な調整局面等には注意を要するでしょう。

あくまでも日々「相場は相場に聞け」の姿勢は崩さないようにしたいものですね。

 

 

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