資産運用

2018年の日経平均株価と為替予想、円高株高は続くか?

 

 

今年、2018年の資産運用を考えるにあたって為替(ドル円)や日経平均株価がどのように推移していくか気になるところかと思います。昨年、2017年(※)はドル円が小幅に円高となるに止まった一方で日経平均株価は大幅上昇を記録しました。この円高株高の基調は今年も続くかどうか。あくまでも目安ではありますが考えてみましょう。

※ 2017年の予想と四半期ごとの検証は以下をご参照ください。

2017年の日経平均株価と為替、円安株高予想は的中する?

2017年1-3月の日経平均株価と為替の推移、今後の予想

2017年4-6月の日経平均株価と為替の推移、今後の予想

2017年7-9月の日経平均株価と為替の推移、今後の予想

連騰記録更新の日経平均株価、その推移と今後の予想

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資産運用2018
2018年の為替(ドル円)も円高に動く可能性あり!

まず予防線を張るわけではありませんが、相場予想そのものは当たるも八卦当たらぬも八卦です。

ただ、過去の値動きからあくまでも目安として持っておくことに意味がありますし、また後に振り返って検証することで今後の予想の精度を上げるのに役立ちます。

この予想に基づいて資産運用を実践するにあたっては、予想に固執しすぎないようにすることが重要です。

「相場は相場に聞け」という古来の相場格言があります。

これは、相場は理屈では割り切れない理外の理で動くものであって、自らが下した判断に拘りすぎて意地を張ると大きな痛手(損失)を被ることになりかねないので、相場の方向性が自分の予想と異なっていた場合、素直に自らの間違いを認めて修正すべきだということです。

前置きが長くなりましたが、これを念頭に置いていただいた上で、現時点で考えられる2018年の相場想定をしていきましょう。

まずは為替(ドル円)です。

 

ドル円チャート(月足、10年)

 

上図は過去10年間(2008〜2017年)のドル円の月足チャートです。

ここで注目していただきたいのは2009年を除いてどの年も複数年にわたって円安、円高どちらかのトレンドが継続している点です。

ちなみにチャートに表されていない2008年の前年に当たる2007年は2008年と同じく円高でしたし、また唯一の例外である2009年にしてもよくチャートをご覧いただくと年初および年末以外は年を通して円高トレンドが継続しています。

これはもう少し長期的に見ていっても同様です。

 

ドル円星取表

 

上図は2000〜2017年のドル円の年末終値(円)と前年比(%)、そして各年の星取表を表しています。

これを見ていただいても2000〜2017年のうち2009年を除いた17年間、2年以上の複数年にわたって円安、円高どちらかのトレンドが継続しています。

また、先ほどお伝えしたように2009年も年末年始以外の年のほとんどが円高トレンドでしたから、この点を留意すれば直近10年間は4〜5年にわたって円安、円高どちらかのトレンドが継続しているといって良いでしょう。

これを踏まえると、一昨年、2016年に2012〜2015年の4年にわたって継続していた円安トレンドが途切れ円高に転換し、昨年、2017年もこのトレンドが継続していますので、今年、2018年も円高トレンドが継続する可能性が高いと思います。

今年は日米ともに為替の動向を左右することが少なくない中央銀行(日本→日銀、米国→FRB)のトップ交代(黒田日銀総裁は現時点で再任の可能性あり)の年であり、両国の中央銀行の金融政策動向次第で波乱が起こるおそれも否定できません。

しかしながら、足元の動向から推察するにいきなり大きな政策転換の節目とはなり難いのではないかと想定しておりますので、2018年末のドル円予想としては105〜110円のレンジ、中央値107.5円が妥当な線ではないでしょうか。

 

過去10年間のドル円高安(対前年比、%)

 

上図は2008〜2017年の過去10年間、各年のドル円の最高値(円安)と最安値(円高)が前年末の終値に対して何%上昇あるいは下落したかを表したものです。

たとえば昨年、2017年は-8.1〜+1.5%でしたので、年を通しての振れ幅は9.6%となっています。

先ほどお伝えした中央銀行のトップ交代等を踏まえると、今年、2018年は2008年や2013年に見られた年を通して一方向に振れるということは考え難いでしょう。

ただ、昨年のように小動きに終始する可能性はそれほど高いとはいえませんので、値幅を大きめに見積もっておいたほうが無難かと思います。

具体的には2014年、この年は-4.4〜+15.6%、年を通しての振れ幅が20%でした。

今年、2017年がこの2014年の振れ幅20%と同様になると仮定した場合、101〜124円のレンジで推移することが予想されます。

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日経平均株価は通年で7連騰の可能性も大いにあるが・・・

続いて日経平均株価について見ていきましょう。

 

日経平均株価チャート(月足、10年)

 

上図は過去10年間(2008〜2017年)の日経平均株価の月足チャートです。

2012〜2017年と上昇トレンドを継続中で、今年、2018年は通年での7連騰がかかった年になります。

まず、2015年以前は円安株高、円高株安とよく言われるように、為替(ドル円)と日経平均株価は密接に関係していましたが、一昨年、2016年と昨年、2017年は様相が異なることを指摘しておきたいと思います。

 

ドル円星取表と日経平均株価星取表の対比

 

上図は2008〜2017年のドル円の年末終値(円)、対前年比(%)、各年の星取りと日経平均株価の年末終値(円)、対前年比(%)、各年の星取りを対比して表したものです。

ご覧いただくと一目瞭然かと思いますが、2015年以前は円安株高、円高株安の関係性が見事に成立していましたものの、一昨年、2016年と昨年、2017年は円高にもかかわらず株高となっています。

この流れが今年、2018年も継続するとすれば、先ほど見てきたようにドル円が円高トレンド継続であったとしても、日経平均株価は上昇トレンド継続、年を通しての7連騰も可能性は十分にあるといえるでしょう。

また、直近の企業業績(予想)に基づいて株価を眺めてみると、予想EPS(1株当たり税引後純利益)が1,510円強、これであれば日経平均株価が23,000円で予想PER約15倍、24,000円で予想PER約16倍と割高とまでは言えない水準です。

さらに企業業績が増益となった場合、増益幅+10%、1,661円と見積もったとして、予想PER約15倍で日経平均株価24,915円、予想PER約16倍で日経平均株価26,576円となります。

これを踏まえて諸条件を考慮すると2018年末の日経平均株価は25,000〜26,000円のレンジ、中央値25,500円になると予想します。

それでは年を通しての振れ幅はどのように想定できるでしょうか。

 

過去10年間の日経平均株価高安(対前年比、%)

 

上図は2008〜2017年の過去10年間、各年の日経平均株価の最高値と最安値が前年末の終値に対して何%上昇あるいは下落したかを表したものです。

このうち2008年と2013年は通年でそれぞれ下落、上昇の一方向に振れているため除くと、2009年の-20.7%〜+21.5%、年を通しての振れ幅42.2%が最大となります。

今年、2018年がこの2014年の振れ幅42.2%と同様(ここでは数字を丸めて振れ幅40%)になると仮定した場合、18,200〜27,300円のレンジで推移することが予想されます。

このように7連騰の可能性も大いにありますが、一昨年、昨年と円高株高が継続しているということはドル建て日経平均株価が高水準で推移していることに他なりません。

この上昇を支えているのは海外勢であるのは明らかですし、北朝鮮情勢等の外交・安全保障をはじめとして政治要因によって激しい値動きとなる局面も考えられます。

冒頭でお伝えした通りあくまでも目安として今後修正していく前提で参考にしていただければ幸いです。

くれぐれも「相場は相場に聞け」を忘れずに。

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