貯蓄をしようと思った時に皆さんは最初に何を思い浮かべますか?「毎月コツコツお金を貯めて…」「日々の生活費などを節約して…」と考えていても、気がつけば全く貯蓄ができていなかった!ということもあるのではないかと思います。そこで、貯蓄をする上で意識をすべきことについて考えてみましょう。
貯蓄をするための基本的な考え方
資産形成の第一歩である貯蓄をするための基本的な考え方は「収入-支出=貯蓄」であるということです。そして、「収入を増やすこと」と「支出を減らすこと」を並行して行うことです。
①収入を増やす
「収入を増やす」といって思い浮かぶのは、株や債券、投資信託や貯蓄型の保険を利用して利益を出すこと、一生懸命働いて給料を上げることが考えられます。
②支出を減らす
「支出を減らす」といって思い浮かぶのは、家計の見直し、支払い利息を減らす、節税などが考えられます。
①と②を並行して行うことができれば、その余ったお金が貯蓄にまわりスムーズに進むということになるのですが…。なかなかうまくいかないこともあると思います。
それでは、貯蓄を上手に続けていくために大切なことは何なのでしょうか?
上手に貯蓄を続けていくために大切なこととは?
貯蓄がうまくいかない時はどういうことが起きているのでしょうか?簡単に言えば、「支出」が「収入」を上回っている状態です。これが継続してしまうと貯蓄ができない状態が続くことになります。
そのような方々が上手に貯蓄を続けていくために意識すべきことポイントは「強制力」、つまり”強制的に貯蓄をする仕組みを作る”ことです。”強制的に貯蓄をする仕組みを作る”とは、どのようなことなのでしょうか?
以下の例を見ながら考えていきましょう。
AさんとBさんの貯蓄方法の違いを確認してみましょう。
あるところに、AさんとBさんがいました。二人とも今から貯蓄をしようと決意をし、始めたばかりです。
Aさんは、毎月の収入のうち、余ったお金を貯蓄するという方法です。
一方、Bさんは、毎月の収入のうち、あらかじめ貯蓄する金額を決めてそれを引いたお金で生活していく方法です。
1年後、着実にお金を貯めることができているのはAさんとBさんどちらでしょうか?
比べてみると着実にお金を貯めることができるのはBさん!
Aさんは途中でお金を使いすぎてしまい、貯蓄ができない月があるかもしれません。
一方、あらかじめ貯蓄する金額を差し引いて生活をしていたBさんは1年後に目標としていたお金を貯蓄することができました。
まとめ
以上のように、あらかじめ貯蓄をする金額を決めること、そしてその金額を強制的に貯蓄する仕組みを作ること。これが貯蓄を成功させるために非常に大切なポイントだということです。
あとは、貯蓄をする目的や期間などに合わせてどのように貯蓄をしていくのが効率的なのかを考えていけばよいでしょう。
貯蓄をしたい!と思われている方、今までも貯蓄をしようと思っていたがなかなかうまくいかない!という方はまずは毎月貯蓄する金額を決め、強制的に貯蓄をする仕組みを作るところから始めてみてはいかがでしょうか?