前回の記事では上手に貯蓄を続けていくために大切なことは「強制力」にあるとお伝えしました。
前回の記事はこちら→「資産形成の第一歩!貯蓄をする上で大切なこととは?」
では、強制的に貯蓄をするための具体的な方法にはどのようなものがあるのでしょうか?
今すぐできる!強制的に貯蓄をするということとは?
強制的に!と言われるとちょっと難しい…と思われるかもしれませんが、シンプルに考えてみましょう。
みなさんはお金を下ろすときにどうやって下ろしますか?恐らくほとんどの方は銀行やコンビニのATMへ行き、キャッシュカードを利用して下ろすのではないでしょうか?逆に言えば、キャッシュカードがなければお金を下ろすためには、銀行の窓口へ通帳と印鑑を持って行かないといけないため、一苦労ということです。つまり、
『銀行口座を、キャッシュカードを作らずに新しく開設し、その口座にあらかじめ決めた貯蓄したい金額を入金する』
ただこれだけでも、強制的に貯蓄をする仕組みの完成です。ポイントはお金を簡単に下ろすことができる環境から隔離すること。お給料の口座と貯蓄用の口座を分けている方もいると思いますが、非常に理に適っていることがわかりますね!
強制的に貯蓄をすることができる具体的な制度をご紹介!
他にも強制的に貯蓄ができる仕組みはたくさんあります。ここでは具体的な制度をいくつかご紹介いたします。
①「財産形成貯蓄制度」の活用
勤務先によっては「財産形成貯蓄制度」というものが用意されています。いわゆる「財形」と呼ばれるものです。この財形制度は、あらかじめ決めた金額をお給料から天引きして貯蓄をしてくれるというものです。気づいたらお金が貯まっていた!なんてこともある制度です。
財形について詳しく知りたい方はこちらの記事を参考にして下さい。
②「積立定期預金」の活用
銀行では定期預金という商品があります。定期預金とは、あらかじめ預入の期間が定められ、期間が満了する(満期)までは原則として払戻ができない預金のことです。(満期前に解約することもできますが、金利がつかないなどのデメリットがあります。)その分金利が普通預金よりも高めに設定されているのが一般的です。
その定期預金に決めたお金を毎月積み立てていく、これも立派な強制的に貯蓄をする仕組みです。月々1,000円からできる銀行もありますが、銀行ごとに商品概要が少しずつ異なりますので注意が必要です。
③「貯蓄型生命保険」の活用
貯蓄型の生命保険についても、毎月保険料が引き落としされる(クレジットカードでの支払いも可能です)という点では強制的に貯蓄ができる仕組みの商品と言えるでしょう。
生命保険といっても様々な種類がありますので、詳しく知りたい方はこちらの記事を参考にしてみて下さい。
→「生命保険は大きく分けて4種類!タイプ別にわかりやすく解説」
④「DC(確定拠出年金)制度」の活用
勤務先によってはDC(確定拠出年金)制度が用意されているところもあります。これも一種強制的に貯蓄をしていく制度なのですが、勤務先に用意されていない方もご安心ください。このDCという制度には個人型確定拠出年金というものも用意されています。『iDeCo』と言い換えれば聞いたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか?
確定拠出年金制度について詳しく知りたい方はこちらの記事を参考にして下さい。
まとめ
いかがでしょうか?それぞれにメリット・デメリットがありますので、自分にあったものをしっかりと選ぶ必要がありそうですね。
弊社では無料で『資産形成入門講座』や『投資入門基礎講座』を実施しております。どれが自分に合ったものなのか知りたいという方は、一度足を運んでいただければ幸いです。