資産形成

入るべき?入るべきではない?確定拠出年金のメリット・デメリットをわかりやすく解説

 

『確定拠出年金』という言葉は聞いたことがあるものの、いまいち仕組みがよくわからないという方はたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?

老後の資産形成を考えていく上で、有利な面もある『確定拠出年金』制度。まずは『確定拠出年金』の制度がどのようなものなのかを、しっかりと押さえてしまいましょう! 

『確定給付年金(DB)』と『確定拠出年金(DC)』の違いとは?

ここでは従来の企業年金制度である『確定給付年金(DB)』と『確定拠出年金(DC)』の違いについて見ていきましょう。

『確定給付年金(DB)』とは

将来の年金給付額を決めておき、企業が運用して年金を準備する制度です。年金額は企業が保証をするため、確実に決まった年金額が給付されます。

『確定拠出年金(DC)』とは

企業が毎月あらかじめ決められた掛金を出し、年金を受け取る人が運用をする制度です。運用成果次第で受け取る年金額が変わります。

 

名前は似ていますが、大きく分けると違いは以下の4つになります。

 

① 運用が「お任せ」か「自己責任」か

② 給付金が「確定」か「変動」か

③ 掛け金が「変動」か「確定」か

④ 移管が「できない」か「できる」か

 

この4つになります。1つ1つ見ていきましょう。

① 運用が「お任せ」か「自己責任」か

『確定給付年金』の運用は企業が行ってくれます。つまり、年金の運用について自身が関わることはありません。

一方『確定拠出年金』については、運用は自分で行う必要があります。増えても減っても自己責任ということになります。

②給付金が「確定」か「変動」か

①に記載の通り、『確定給付年金』は企業が運用をしてくれます。もし運用に失敗した場合は企業が保証をしてくれますので、名前のとおり将来の年金給付金額は変わりません。

一方『確定拠出年金』は、運用は自己責任になりますので、年金給付金額が増えるも減るも自分の運用次第。つまり給付金額が運用成果によって変動します。

③ 掛け金が「変動」か「確定」か

『確定給付年金』は、掛金が変動します。一方『確定拠出年金』はその名のとおり、拠出額が確定しています。

④移管が「できない」か「できる」か

『確定給付年金』は企業と個人が契約を結ぶ年金制度になるため、原則転職時などに移管することはできません。その時点でリセットということになります。

一方『確定拠出年金』は持ち運びが可能で、転職後の企業に制度が用意されているようであれば企業型に、用意されていなければ個人型(iDeCo)で継続することができます。

 

なぜ確定拠出年金制度ができたのか?

金利がそこそこ高い時期は、『確定給付年金(DB)』でもしっかりとお金を増やすことができました。

しかしながら、昨今の超低金利時代により、金利で増やすことが困難となったことから、支給額に足りない部分を企業が負担しなければならなくなってしまいました。

そこで、『確定拠出年金(DC)』に制度を移行する企業が年々増えており、自分で将来の企業年金や退職金を運用して増やす必要が出てきたのです。

確定拠出年金のメリットとは?

税制上のメリットがある!

『確定拠出年金』には掛金拠出時、運用時、受取時すべてにおいて税制上のメリットがあります。

①掛け金が全額所得控除の対象(個人拠出分)

「企業型」の場合、マッチング拠出という制度が用意されており、本人が上乗せ拠出した金額分については、全額所得控除(小規模共済掛金等控除)の対象となります。

また、「個人型(iDeCo)」の場合、自営業者は月68,000円、年間816,000円まで掛金を拠出でき、こちらも全額所得控除の対象になります。

サラリーマンの場合でも条件を満たしている方については、月23,000円、年間276,000円まで掛金を拠出でき、全額所得控除の対象となり所得税は年末調整で還付されます。

②運用益は非課税

『確定拠出年金』は運用益が非課税になるので、利益をそのまま受け取ることができます。

③受取時もメリットあり

受け取る際は年金または一時金で受け取ります。年金の場合は他の公的年金と合算し公的年金等控除を利用できます。一時金の場合は退職所得控除を利用できます。

年金資産の持ち運び(ポータビリティ)が可能!

60歳前に転職や離職をした際などに年金資産を持ち運ぶことができます。

転職先に確定拠出年金制度の「企業型」が用意されていれば「企業型」を、それ以外の場合は個人型を選択できるようになっており、老後の資産形成を継続的に行うことが可能になっています。

毎月積立投資が可能!

長期的な資産形成という観点では、積立投資は非常に有効な手段となります。

毎月決まった金額を買いつけることで、買付のタイミングなどを気にすることなく自動的に投資をする仕組みを作ることが可能です。

売買も可能!

投資信託の売買についても、何度でも可能です。相場に応じて商品を選択することもでき、売買手数料もかかりません。その点においてはNISAよりも優れていると言えます。

確定拠出年金のデメリット(リスク)

受け取りは原則60歳から!

『確定拠出年金』の大きな特徴にして最大のデメリットになるのが、拠出金が60歳になるまで受け取れないことです。

一定の条件のもと一時金で受け取ることも可能ですが、途中で引き出すことを前提に短期的な資産形成をするのには向いておらず、老後のための資産形成ツールと言えます。

iDeCoの場合は、毎月手数料がかかる

iDeCoの場合は、毎月維持手数料がかかります。積立をしている場合としていない場合で金額は異なりますが、積立をしていなくても毎月手数料かかりますので、注意が必要です。

また、この手数料は金融機関ごとに異なりますので、比較をしてみるといいでしょう。

運用リスクがある

一部元本保証型の商品もありますが、投資信託で積立をすれば当たり前ですが運用リスクが発生します。どの商品で積立をするかは、将来の自身の受取金額に大きく影響が出ますので、適当に選ぶのではなくしっかりと選ぶことをオススメします。

 

まとめ

上記の情報をもとにメリット、デメリットをまとめてみました。

<メリット>

・資金拠出時、運用時、年金・一時金受取時に税制面において優遇がある!

・転職・離職時に持ち運びが可能!

・毎月積立投資が可能!

・売買も可能

 

<デメリット>

・原則60歳まで下おろすことができない

・毎月手数料がかかる

・運用リスクがある

 

メリット・デメリットはそれぞれありますが、うまく活用していくことで老後の資産形成に活かしていくことができると思います。

次は企業型とiDeCo(個人型)の違いについて見ていきましょう。

 

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