債券市場の規模は株式市場の規模と比較しても圧倒的に大きいです。
日本ではおそらくみなさんが取引しているであろう銀行・証券会社・保険会社等金融機関はみな債券を購入しています。
「日本の借金が1000兆円に到達!」などと脅しとも取れるようなニュースが聞かれるようになって久しいところですが、このニュースは正確に表現すれば「日本国債の発行残高が1000兆円ある」ということです。
さらに世界に目を向けてみましょう。
世界における債券の市場規模
世界の債券の市場規模は2012年段階で100兆ドルといわれています。
現在の為替で計算すると、日本円で1京2000兆円ですから、とてつもない数字ですよね。
これ、同じように2012年という同じ年の株式市場の規模が55兆ドル程度ですから、実に株式市場の2倍超の規模があることになります。
今まで債券のことを知らなかったという方も、こうして見てみると興味が湧いてきませんか?
さっき少し触れましたが、みなさんが銀行や保険会社等に預けている預金や保険料の大部分はその金融機関が債券で運用しています。
銀行や保険会社に預けるメリットはもちろんありますが、ただ中抜きのコスト負担があることを考えると、自ら直接債券を購入するという選択肢を加えておくのも一つの手でしょう。