多様なライフスタイルとなった現在でも、昔と変わらずに幸せな結婚生活を理想とする方も多いはず。
そこで今回は理想を叶えるために、お金の側面からできることとして結婚式費用や結婚後の貯金と節約に焦点を当ててお話していきます。当記事をきっかけに結婚のための資産形成に真剣に取り組んでみてはいかがでしょうか?
参考記事:結婚生活での貯金の方法~貯蓄型終身保険を活用しよう~
結婚式費用は中途半端に節約するのは避けよう

結婚を控えた皆さんは、大切なパートナーとの新たな生活がきっと明るく楽しいものだと期待に胸を膨らませていることでしょう。
ただそんな明るい未来に水を差すわけではありませんが、ライフプラン(人生計画)において大きなイベントであればあるほど、お金の問題というのが付いて回るのは常です。
さて唐突ではありますが、まずは結婚に向けて活動し始めたみなさんから一番よく頂く質問の、「結婚式の費用」に関してお伝え致します。
私たちはファイナンシャルプランナーという仕事柄、「一般的に結婚式の費用はどれくらいかかるのですか?」というご質問をよく頂きます。
ですが、結婚式に関しては「一般的」という基準が存在しないので、私たちもお答えするのがとても難しいのです。
これから結婚するお二人が、人生一番の晴れ舞台にどれくらいの費用をかけるのかは、本当にカップルごとに違うものです。
ですので、この質問に対していつも私たちは、「一生に一度のことですからお二人で良く相談して結婚式には思う存分お金をかけてください。」とお答えしています。
つまり、中途半端に結婚式費用を節約するという考えは必要ないということです(もちろん費用を掛けるにも限度というものはあるでしょうが・・・・)。
こんなことを言うとファイナンシャルプランナーとしてはおかしいのかもしれません。
しかし結婚式は2人で初めて行うビッグイベントですから、2人とも後悔のないよう最大限に掛けられるだけの費用をかけて、一生の思い出となる結婚式を開いてください。
「貯金にも限度があるから、結婚式と新婚旅行との兼ね合いも考えないと。」とか「その後の生活のためにいくらかお金を残しておかないと。」とか、そんな声が聞こえて来そうですが、そんな時のために私たちファイナンシャルプランナーがいるのです。
あなたがお金を使いたい時に、お使いたいだける人生にすることが私たちの仕事です。
思う存分、結婚にアクセル全開で臨んでください。
結婚後のみなさんの生活に関しても、私たちはしっかりとサポートさせて頂きます。
結婚後に無理なく貯金するためのヒント

結婚後に計画的に無理なく貯金していくためには以下の2点が必要不可欠です。
1. お金に関する知識を増やす
2. お金に関する感覚を養う
お金の知識を増やすことはそのままの話ですが、お金に関する感覚を養うとはどういうことでしょうか?
例えば私たちは、お客様から様々なご相談をいただきます。
結婚後のご夫婦で一番多い相談内容は、「保険料を安くしたい」というものです。
こういったご相談は私たちにとっては朝飯前なのですが、お客様にお金の感覚を養っていただくために必ずしている情報提供があります。
それは、生活していく上で保険以上に重要で毎月支払う出費項目である「家賃」です。
では説明しますと、「東京山手線最寄り駅徒歩5分の新築2LDKの家賃16万円、と聞いて高いと思いますか?」と唐突にお聞きすると、高い安いは人によって感覚が違うので様々な回答が返ってきますが、一般的には「高い」とおっしゃる方が多いです。
そして次の質問ですが、「先ほどと全く同じような物件で、家賃が10万円だったらいかがですか?」とお聞きすると「それは安いですね!」とお答えになる方が多いのです。
でも、この例で重要なのは「家賃」という言葉の含む意味である、と私たちは考えています。
どういうことかというと、全く同じような物件で家賃16万円と10万円なら確かに10万円の方が安く感じますが、以下の条件だったらいかがでしょうか?
・家賃は16万円であるが、持ち家で30年後には自分の家になる
・家賃は10万円であるが、賃貸でこの先何十年、月々10万円払っても絶対に自分の家にはならない
最初に家賃「16万円」と「10万円」とい聞いた時と比べて、感覚がだいぶ違いませんか?
東京山手線最寄り駅徒歩5分の2LDKであれば、地震等の天災等がなければ何十年経っても資産価値はある程度維持されるでしょう。
また転勤等で引っ越すことになっても、賃貸物件として貸しに出せば高確率で借り手が現れるはずです。
もしかしたら、売却したら現在では珍しいですが、値上がりして買った時より高く売れてしまった、なんてこともあり得ます。
そうであれば、ご自身の資産形成になることも含めれば、「多少の無理をしてもこの立地で自分の家になるなら家賃16万円でも良いかもしれない」とお思いになる方も多いはずです。
「山手線徒歩5分のマンションが自分の家になるなら月々16万円は安い」という感覚ですね。
それに対して、賃貸での10万円ならいくら徒歩5分の新築でも高いとお思いになる方も多いはずです。
ですから、お金の感覚を養っていく上で覚えておいてほしいのは「何にいくらお金をかけているのか」「どういった価値の物にいくらかけているのか」という点が最初の入り口だということです。
値札や値段だけを見て「高い」・「安い」を決めることはできないのです。
価値がない物に毎月何万円も掛けているなら、それは「高い」出費でしょう。一方で価値がある物に毎月何十万円かけたとしても、それは「安い」となるはずです。
これから結婚に臨むみなさんは、人生のパートナーと感覚の違いが生まれないように、ぜひお金のことも含めて楽しく色んなことを話し合ってみてください。
毎日が楽しい幸せな結婚生活のために節約で心がけるべきこと

結婚生活を毎日楽しく過ごせたら、こんなに理想的で幸せなことは他にないかもしれません。
そんな結婚生活のために、お金の部分でテーマとして頭に浮かびやすいのは節約についてでしょう。
みなさんは節約に対してどのようなイメージをお持ちでしょうか?
「しっかりとした生活を送って、無駄な消費をしない環境保護にもつながるもの」とイメージするとすごくポジティブな印象ですよね。
一方、「コマメに電気を消したり、真夏の猛暑の日に冷房の温度を高めに設定したりして、汗が止まらなくても電気代を抑えるもの」とか、「1ヶ月の食費をギリギリまで切り詰めるもの」とイメージするとすごくネガティブな印象になってしまいますね。
ところで、私たちがファイナンシャルプランナーとして、節約のご相談を承る時には大きな金額がかかっている毎月のコストから取り掛かるという方向でお話をします。
どういうことかというと、同じ10%の節約でも毎月10万円かかっている項目の10%なら1万円の節約効果になりますが、毎月5,000円しかかかっていない項目の10%の節約では500円の効果しか見込めません。
このように金額ベースでの節約効果を考えると、大きな金額がかかっている毎月のコストから取り掛かるのが定石といえるのです。
しかし、実は節約に関してはこれではうまくいかないことも多いでしょう。
もちろん効果に着目すれば、毎月大きな金額がかかっている項目から節約に取り掛かるほうが良いに違いありません。
こと結婚生活における節約に関しては、実感のほうが効果よりも大事なことが多いです。
もう少し詳しく説明すると、実際に節約をしようとお二人で考える時には、効果が少なくても節約をしている実感が一番大事だったりします。
お二人で話し合って、一日のランチ代を1,000円から700円に切り下げて、毎日節約した300円を夜にご自宅で貯金箱に二人でいれる作業のほうが、効果ばかりを求めるよりも何倍も大切といえます。
とくに節約を考える際には男性は効果を重視する傾向に、女性は二人で努力しているという実感を重視する傾向にあるといえるでしょう。
これは私たちの経験則からではありますが、お二人で仲良く節約に取り組むことによる実感のほうが実際の効果よりも大事だと思っています。
理由はいたってシンプルです。
なぜならお金の感覚を養うことが最も大事だからです。
短期的に上がる節約効果よりも、長い人生においてお二人が楽しみながら二人三脚で節約を通してお金の感覚を養い、節約したお金をお二人にとってより価値のあるものに投資や消費をしていく習慣を身につけるほうが大事なのです。
ですから、これから結婚生活に向けて準備される際は、お金に関する諸々についてもお互いにきちんと話し合うことをおススメいたします。
みなさんがお金の感覚も共有しながら、幸せな結婚生活を送られることを願っております!