日本に金融教育が浸透しないのはなぜか?

日本に金融教育が浸透しないのはなぜか?

「金融リテラシーを身につけましょう」とは近年よく声高に叫ばれているところです。

そこで金融庁や銀行、証券会社といった大手金融機関が金融教育に乗り出しています。

しかし現状として、日本で金融教育が国民一人ひとりに浸透しているかといえばまだまだと言わざるを得ません。

その理由はなぜでしょうか?

ということで今回は、改めて金融教育の必要性について問い直しつつ考えていきましょう。

改めて問い直す”金融教育の必要性”

改めて問い直す”金融教育の必要性”

国民一人ひとりが最大幸福を得るためには、最低限の金融リテラシーを身につけなければならないと考えます。

ここで個人やその家族にとっての最大幸福とは何かについては、各々の人生観や死生観が問われるところですので深入りは避けるべきでしょう。

ただし、金銭的な側面からいえば夢や目標が生まれた時に、資金不足等によって諦めることがない状態は一般的に最大幸福と言えるでしょうし、そのために金融教育は大事と考えます。

あわせて余談になりますが最低限の金融リテラシーとは、金融の専門知識を各々が身につけるという以前に、その金融の専門知識を身につけた専門家を正しく取捨選別できる段階を指します。

現状、日本で金融教育が浸透していない”本当の理由”とは

現状、日本で金融教育が浸透していない”本当の理由”とは

日本で金融教育が進まないのは、業界が真剣に取り組んでいないからだと考えます。

では何故真剣に取り組まないのか?

それは一言でいってしまえば、金融教育に真剣に取り組んでも大手金融機関にとっては目先の収益に繋がらないからでしょう。

さらにはっきりと指摘するなら、大手金融機関にとっては金融教育によってより多くの方に気づきを与えてしまうと、目先の収益に対して阻害要因となるおそれもあるのではないでしょうか。

そこで昨今ですと、独立・中立的な立場になり得るIFAやFP会社等が草の根運動を行い、金融教育を浸透させる方が実現可能性が高いと考えます。

手前味噌ながら本サイト「資産形成.com」も”これからの時代をしなやかに生きていくための経済・金融情報サイト”として皆様の金融リテラシー向上の一助になればという思いから2015年2月よりサービスを開始しました。

これから志を同じくする方たちとともにこの輪を広げ、日本の金融教育の発展に微力ながらも尽くしていければと思っておりますので、ぜひ応援いただければ幸いです。

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