”投資の神様”ウォーレン・バフェットの「3つの投資ルール」とは?

”投資の神様”、”オマハの賢人”と呼ばれ日本でも有名な投資家であるウォーレン・バフェット氏。

株式投資で1,000億ドルもの巨万の富を築き上げたバフェット氏ですが、彼が遵守する独自の投資ルールはたったの3つです。今回はおすすめの本とともに3つの投資ルールを紹介していきます。

”投資の神様”ウォーレン・バフェットの「3つの投資ルール」

”投資の神様”ウォーレン・バフェットの「3つの投資ルール」

冒頭にもお伝えしたとおり、バフェット氏独自の株式投資ルールは集約するとたったの3つしかありません。

この「3つの投資ルール」とは、いずれも投資先の企業、株式の銘柄を選び出すためのものです。

ここで注目しておきたいのは、バフェット氏は「3つの投資ルール」を遵守しており、これに1つでも当てはまらない企業には絶対に投資しないということです。

それでは「3つの投資ルール」とはどのようなものでしょうか?

以下で一つずつ説明していきます。

1 事業内容がシンプルかつ業界内で支配的な地位にある企業であること

バフェット氏は、基本的に彼自身が理解している事業内容の企業にしか投資しません。

つまり、事業内容がシンプルであることを重視しています。

また、事業内容がシンプルであればどの企業でも良いわけでなく、消費者から高い支持を受けてその業界内で揺るぎない支配的な地位を築いている企業であることも重視しています。

現に、バフェット氏の経営するバークシャー・ハサウェイが保有する銘柄の中には、ウォルマート、コカ・コーラ、P&G(プロクター・アンド・ギャンブル)など、日本人の私たちにもなじみのある企業が多数含まれています。

2 借金が少なく継続的に利益を生み出し続けている企業であること

2 借金が少なく継続的に利益を生み出し続けている企業であること

バフェット氏は、基本的に実績のない企業には投資しません。

その実績も1、2年といった短期間ではなく、長期間にわたって見ています。

その中で極力借金が少なく、その上で継続的に利益を生み出し続けている企業に投資します。

ポイントは”継続的に”という部分です。

単発で利益を計上することはそれほど難しくありません。

それが長期間にわたって、継続的に利益を計上するとなると途端に極めて難しくなります。

バフェット氏はこれを見極めるために、企業の財務諸表を目を皿のようにして見ることに余念がありません。

彼は、中でも借金に頼らずに、自己資本からどれだけの利益を生み出しているかを測る指標であるROE(return on equity:自己資本利益率)を重要視しています。

このROEが現在高いのとあわせ、長期間継続できている企業にしか投資しないということです。

※ 自己資本利益率(ROE)とは・・・企業の収益性を測る指標で,株主資本(株主による資金=自己資本)が、企業の利益(収益)にどれだけつながったのかを示すもの。計算式はROE=当期純利益÷自己資本またはROE=EPS(一株当たり利益)÷BPS(一株当たり純資産)。

3 有能な経営者がいる企業であること

3 有能な経営者がいる企業であること

企業は経営者の能力次第で、利益を生むか損失を生じさせてしまうかが決定づけられるといっても過言ではありません。

ですから、バフェット氏は常に経営者を見ています。

そして現在、彼自身が有能だと判断した経営者がいる企業にしか投資しません。

ただ、それでも1でお伝えしたようなシンプルな事業内容の企業にしか投資しないのは、彼が常に経営者に対して先を見据えている証左といえます。

例えばバフェット氏はこんなことを言っています。

「愚か者でも経営できるビジネスに投資をしなさい。なぜなら、いつか必ず愚かな経営者が現れるからだ」

つまり、現在有能な経営者がいることは重要だけれども、経営者の寿命よりも企業の寿命が長いということを考えた時、次の代以降の経営者が有能であるとは限らない点まで彼は考えているわけです。

ウォーレン・バフェットの投資哲学を学ぶためのおすすめ本

バフェット氏関連の本は数多く出されていますが、ここでは投資家の皆さんに読み続けられているロングセラーで、かつ投資初心者の方でも読みこなすことができる『億万長者をめざすバフェットの銘柄選択術』をご紹介します。

ぜひ当書籍をお読みいただいて実践にお役立てください。

ご留意事項

本セミナーでは、セミナーでご紹介する商品等の勧誘を行うことがあります。これらの商品等へのご投資には、各商品毎に所定の手数料等をご負担いただく場合があります。
また、各商品等には価格の変動等による損失を生じるおそれがあります(信用取引、先物・オプション取引では差し入れた保証金・証拠金(元本)を上回る損失が生じるおそれがあります)。
商品毎に手数料等及びリスクは異なりますので、詳細につきましては、SBI 証券WEB サイトの当該商品等のページ、金融商品取引法に係る表示又は契約締結前交付書面等をご確認ください。

個人情報の取扱いについて

本セミナーは、リンクス株式会社(以下弊社)により運営されており、個人情報は弊社で管理いたします。
取得いたしましたお客様の個人情報は弊社セミナー、商品サービスのご案内など弊社の利用目的の範囲内で利用させていただきます。

法人情報等

リンクス株式会社 (金融商品仲介業者) 関東財務局長(金仲)第752号
所属金融商品取引業者の代理権は有しておりません。金融商品仲介業に関して、お客様から直接、金銭や有価証券のお預かりをすることはありません。
所属金融商品取引業者:株式会社SBI証券  登録番号:関東財務局長(金商)第44号
加入協会:日本証券業協会、一般社団法人 金融先物取引業協会、一般社団法人 第二種金融商品取引業協会