20〜40代、とくに30、40代の皆さんの中には「そろそろマイホームを」という方もいらっしゃるでしょう。
マイホーム購入に付き物といえば住宅ローンですが、よくわからない言葉が並んでいて戸惑ってしまうこともしばしば。
そこで当記事では、住宅ローン利用にあたって最低限知っておきたい基本的な用語の意味をわかりやすく説明していきます。
参考記事:無料では借入できない!住宅ローンの保証料と事務手数料とは?
住宅ローンの相談でよく耳にする「金利」とは?
住宅ローンの「金利」とは借り入れた資金に対して発生する支払わなければならない利息の割合のことです。
住宅ローンのプランでは大きく分けて固定金利と変動金利があります。
固定金利
固定金利とは固定という名前の通り当初契約した金利が、適用期間中ずっと変わらないプランのことです。
変動金利
変動金利とはその時々の国内全体の金利の変化に応じて、一定期間ごとに金利を見直すプランのことです。
必ず選ばなければならない2種類の住宅ローンの返済方法とは?
住宅ローンの返済方法には2種類あります。
似たような言葉ですが、その内容は全く異なるものとなっています。
元利均等返済
毎回の返済額(借入資金+利息)が一定になる返済方法です。
元金均等返済
毎回の返済額(借入資金+利息)において借入資金を毎回同じ金額ずつ返済する方法です。
住宅ローン利用にあたってその他によく出てくる用語とは?
住宅ローンには他にもたくさんの専門用語が登場します。ここからはその中でもよく出てくるものをできるだけ簡単な言葉で解説していきます。
繰り上げ返済
毎月の決められた返済とは別に行う返済のことです。返済期間を短縮する方法と返済額を減らす方法がありますが、共に利息の負担を軽減する効果があります。
金銭消費貸借契約(金消契約)
金融機関から資金を借りる際に結ぶローンの契約のことです。金融機関の担当者は略して「金消(きんしょう)契約」と呼ぶ場合があります。
住宅ローン控除(住宅借入金等特別控除)
新築、中古住宅の購入や増改築時に住宅ローンを利用した場合、ローンの金利負担を減らすために国が用意してくれた制度です。ただし、住宅ローン控除を利用するためには一定の条件を満たす必要があります。
団体信用生命保険(団信)
契約者が返済中で死亡、高度障害状態になった場合、契約者に代わって生命保険会社が死亡保険金で住宅ローンの残高を支払ってくれるというものです。「団信(だんしん)」と略して呼ばれることが多く、住宅ローンを利用する際は加入必須となっているケースが多々見受けられます。
疾病保障付きローン(疾病保障特約)
通常の団体信用生命保険(団信)に加え、3大疾病(がん、急性心筋梗塞、脳卒中)になった場合にローン残高が弁済されるなどの保障がなされるローン契約(特約)です。加入する際には金利が上乗せされるのが一般的です。
担保
契約者がローン返済ができなくなった場合、物件(住宅)を売却して優先的に返済を受けることができる権利のことです。住宅ローンにおいては契約者が保有する不動産に対して抵当権を設定するのが一般的です。
連帯保証人
借主と連帯して返済義務を負う保証人のことです。この場合、連帯保証責任を負うため、金融機関が借主に請求したか、借主に資金力が残っているかにかかわらず、借主から返済がなされずに金融機関から請求を受けた時は直ちに借主に代わって返済する義務を負うことになります。
さいごに
いかがでしょうか?
一見すると難しい用語もわかりやすい表現を使うことで多少なりとも頭に入りやすくなるかと思います。
とくに住宅ローンの利用を検討されている方はまずこれらの用語を理解することでマイホーム購入の第一歩としていただければ幸いです。