住宅ローンはマイホームを購入するための借金である以上、まず返済計画を立てることが重要です。
ここでは住宅ローンを検討中の20〜40代の方が、住宅ローンへ申し込みにあたってのポイントとして変動金利と固定金利に焦点を当てた金利プランの比較をしていきます。
今後の金利動向を考える前に、まずは両者の長所と短所を押さえておきましょう。
半年ごとに金利の見直し!「変動金利型」
変動金利型とは、半年ごとに金利の見直しが行われるタイプのことです。
住宅ローンの金利プランを同じ時点で比較すると、最も低金利に設定されています。
金利の見直しは半年ごとですが月々の返済額の変更は5年ごと、その変動幅は最大1.25倍までに制限されていることが多いです。
あわせて変動金利型のメリット・デメリットは以下になります。
「変動金利型」のメリット
・国内の金利が下がっていけば総返済額は減る
・国内の金利が低水準を維持している場合は固定金利よりも有利
「変動金利型」のデメリット
・返済し終えるまで常に金利が変動するリスクを負うことになる
・国内の金利が上がってしまうと総返済額が増える
・返済し終える段階にならないと総返済額がわからないため、長期間にわたる返済計画が立てづらい
返済までの金利が契約時に決まる!「全期間固定金利型」
全機関固定金利型とは返済する金利が契約時点で事前に決まるタイプのことです。
住宅ローンの金利プランを同じ時点で比較すると金利は高めに設定されています。
こちらも以下、変動金利型のメリット・デメリットをお伝えします。
「全期間固定金利型」のメリット
・契約時点で総返済額が決まるため、返済計画が立てやすい
・国内の金利が低水準の時には低金利で固定できるため、総返済額を低く抑えることができる
「全期間固定金利型」のデメリット
・国内の金利が高水準の時には高金利で固定されてしまうため、その後国内の金利が下がっても恩恵を受けることができない
変動も固定も!「固定金利期間選択型」
固定金利期間選択型とは、一定期間のみ金利を固定しその期間の終了時に改めて金利を見直すタイプです。
固定期間は選択制となっており、具体的には2年・3年・5年・10年・15年・20年などから選べます。
また金利を見直す際には、変動金利と固定金利のどちらでも選べることが多いです。
以下、固定金利期間選択型のメリット・デメリットをお伝えします。
「固定金利期間選択型」のメリット
・当初の固定金利が低金利となるため、その期間の返済額が他の金利プランと比較して少なくなる
・固定期間終了後に返済計画の見直しをすることができる
「固定金利期間選択型」のデメリット
・一定期間経過後に国内の金利が上がっている場合、返済総額が大きく増えてしまうおそれがある
ここまでで、それぞれの金利プランのメリット、デメリットがご理解いただけたでしょうか?
昨今、「結局3つの金利プランのどれを選べばいいの?」という質問をお受けすることが多くなっています。
しかし国内外の経済情勢、ご自身の考え方やライフプランなどによって、どのプランが最適なのか異なるため、一様に「このプランがいいです!」とお答えすることはできません。
そこで、「住宅ローンを申し込む前にご自身にあったプランがどれなのか相談してみたい!」などのご要望のある方は、ぜひ弊社にご連絡ください。